【徹底比較】2022年に買える電気自動車を徹底比較

公開:2020/6/17 最終更新:2022/6/17

喜び006_丸.jpg

皆さんおはようございます、八重さくらです!
今回は今買える電気自動車、そして今後発売予定の電気自動車を徹底比較します!

carsharing-4382651_1920.jpg
 

2010年に三菱アイミーブ・日産リーフが登場してから早10年、2021年1月現在で国内で買える電気自動車は17車種まで増え、大幅に選択肢が広がった。

ただし前回の記事でも触れたように、電気自動車を選ぶ上で最も重要なのは自分の使い方(1日に走る距離や長距離運転時の休憩時間)に合っているかどうかであり、ガソリン車とは異なる観点が必要になる。例えば航続距離が毎日の走行距離より短い車種だと毎日の様に急速充電が必要になったり、「遠出が多い人」が「急速充電が遅い車種」を選んでしまうと休憩時間だけでは充電が終わらず、充電待ちによって大きな苦痛を伴うからだ。

この記事では今買える車種、そして今後発売が予定されている車種について、主に「使い勝手」や「コスパ」など​の実用性に重点を置いて比較している。前回の記事で解説した選び方も参考に、あなたの使い方に合っているかを確かめよう!(まだ前回の記事をご覧いただいていない方は下のリンクから。)

※関連記事:【基礎から】後悔しない電気自動車の選び方【ちょっとマニアックな情報まで】
※最新のCEV補助金情報:令和3年度 CEV補助金(車両)のご案内(次世代自動車振興センター)
※2022年1月現在、経産省の令和三年度補正予算により最大2倍の上乗せあり。本ページにも上乗せ分を反映済み、詳細は経産省サイト参照。

もくじ

1.今すぐ買える車種は?
1-1.トヨタ bZ4X
1-2.レクサス UX300e
1-3.日産 サクラ
1-4.日産 リーフ
1-5.日産 アリア
1-6.ホンダ ホンダe
1-7.スバル ソルテラ
1-8.三菱ミニキャブ・ミーブ バン 2022年1月現在、一般販売停止中
1-9.三菱 eKクロスEV
1-10.マツダ MX-30
1-11.テスラ モデルS
1-12.テスラ モデル3
1-13.テスラ モデルX
1-14.テスラ モデルY
1-15.メルセデス EQC
1-16.メルセデス EQA
1-17.BMW i3
1-18.BMW iX3
1-19.Audi e-tron
1-20.Audi e-tronスポーツバック
1-21.ジャガー I-Pace
1-22.ポルシェ タイカン
1-23.DS DS3クロスバック
1-24.プジョー e-208
1-25.プジョー e-2008
1-26.シトロエン ë-c4
1-27.Volvo C40 Recharge
1-28.ヒョンデ Ioniq5
1-29.HW ELECTRO ELEMO

2.今後発売が予定されている車種は?
2-1.テスラ サイバートラック
2-2.テスラ 新型ロードスター
2-3.Fiat 500e
2-4.BMW iX
2-5.BMW i4
2-6.Audi Q4 e-tron
2-7.VW ID.3
2-8.VW ID.4
2-9.Volvo XC40 Recharge

3.余談
3-1.世界で最も売れている電気自動車

1.今すぐ買える車種は?

本章では既に国内で発売され納車が始まっている車種、そしてまもなく納車が始まる車種をご紹介。

トヨタ bZ4X

トヨタ bZ4X

レクサス UX300e

レクサス UX300e

日産 サクラ

日産 サクラ

日産 リーフ

日産 リーフ

日産 アリア

日産 アリア

ホンダ ホンダe

ホンダe

スバル ソルテラ

スバル ソルテラ

三菱 ミニキャブ・ミーブ バン

三菱 ミニキャブ・ミーブ

三菱 eKクロスEV

三菱 eKクロスEV

マツダ MX-30

マツダ MX-30

テスラ モデルS

テスラ モデルS

テスラ モデル3

テスラ モデル3

テスラ モデルX

テスラ モデルX

テスラ モデルY

テスラ モデルY

メルセデス EQC

メルセデス EQC

メルセデス EQA

メルセデス EQA

BMW i3

BMW i3

BMW iX3

BMW iX3

アウディ e-Tron

アウディ e-Tron

アウディ e-Tron スポーツバック

アウディ e-Tron スポーツバック

ジャガー I-Pace

ジャガー I-Pace

ポルシェ タイカン

ポルシェ タイカン

DS DS 3クロスバック

DS3

プジョー e-208

e-208

プジョー e-2008

e-2008

シトロエン ë-c4

ë-c4

Volvo C40 Recharge

C40 Recharge

ヒョンデ IONIQ5

IONIQ5

HW ELECTRO ELEMO

ELEMO

1-1.トヨタ bZ4X

bZ4X

トヨタbZ4Xはトヨタブランド初の本格BEVで、2022年5月に日本を皮切りに世界で発売予定しているコンパクトSUVだ。

トヨタらしい標準的な充電・走行性能を有し、初のBEVながら一部モデルで操舵角と車輪の角度が変化するステア・バイ・ワイヤ、さらにTSS(ADAS=運転支援機能)やメディア関連ではOTAアップデートにも対応し、積極的に新技術を導入

国内では市販はせずにKINTO(専用プラン)によるリースのみで、バッテリーの保証(10年20万km/70%)やコネクテッドサービスなどとともに提供。

※FWDのリース価格(CEV補助金込み)は初期費用77万円、1-4年目は88,220円、5年目は75,460円、それ以降は毎年約5千円ずつ低下。詳細はKINTOプレスリリースを参照。
 

【トヨタ bZ4Xはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際はそこそこ休憩を取る!
  • 国内メーカーで実用性が高い電気自動車がほしい!
     

【トヨタ bZ4Xはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  2WD 4WD
普段の走行距離 1日あたり450km程度まで 1日あたり430km程度まで
遠出するとき 310km毎に30分以上の休憩をとる(※1) 300km毎に30分以上の休憩をとる(※1)

※1:150kW充電器を使用した場合(2022/5現在、高速道路上には設置なし

 
基本情報
  2WD 4WD
価格 ¥6,000,000 ¥6,500,000
CEV補助金 ¥850,000(※2)
全長 4,690mm
全幅 1,860mm
全高 1,650mm
重量 1,920kg 2,010kg
定員 5人
走行性能・充電
  2WD 4WD
駆動輪 前輪 四輪
出力 150kW/204ps 160kW/218kW
0-100加速 8.4秒 7.7秒
最高速度 160km/h
バッテリー 71.4kWh
冷却方式 液冷式  
保証 10年/20万km(70%以上)※KINTOによる保証
航続距離 559km(日本WLTC) 540km(日本WLTC)
普通充電 6.6kW
急速充電 150kW  
その他
  2WD 4WD
装備 ヒートポンプエアコン、OTAアップデート(TSS/メディア関連)、V2H対応

※2:令和4年度の経産省補助金。

1-2.レクサス UX300e

mainview01_img01.jpg

レクサスUX300eは2019年広州モーターショーにて発表されたトヨタ・レクサス初の電気自動車で、国内では2020年に発売、2021年から納車が開始。

その名の通りレクサスUXをベースにした中型のSUVで、サイズ、走行性能ともに初の電気自動車らしく平均的な仕上がりになっているが、車としての品質や質感はレクサスブランド仕上がりを期待できる。

急速充電が最大50kWと物足りさも感じるが、バッテリーの冷却機能はしっかり備わっているので、走り方や天候に左右されず安定した速度で充電できるだろう。
 

【レクサス UX300eはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際はマメに休憩を取る!
  • 品質の高い電気自動車がほしい!
     

【レクサス UX300eはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  version L version C
普段の走行距離 1日あたり300km程度まで
遠出するとき 100km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  version L version C
価格 ¥5,800,000~ ¥6,350,000~
CEV補助金 ¥850,000(※1)
全長 4,495mm
全幅 1,840mm
全高 1,540mm
重量 1,800kg
定員 5人
走行性能・充電
  version L version C
駆動輪 前輪
出力 150kW/300Nm
0-100加速 7.5秒
最高速度 160km/h
バッテリー
(使用可能)
54.35kWh(52kWh・推定)
冷却方式 空冷式
保証 10年16万km(70%以上)
航続距離 367km(WLTP)
普通充電 3.2kW/約14時間
最大15km/時間(推定)
急速充電 50kW
最大39km/10分(推定)
最大116km/30分(推定)
その他
  version L version C
装備

Lexus Safety System +、コネクテッド機能
※version Lとversion Cの違いは本革シートや内装の意匠などで、走行性能は共通。

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-3.日産 サクラ

mainview01_img01.jpg

日産 サクラは日産初の軽EVで、日常の足として活躍する軽規格の電気自動車として2022年5月に発表、2022年夏に発売予定だ。三菱自動車との共同開発で、三菱 eKクロスEVが姉妹車にあたる。

20kWの電池を搭載し、WLTCで180kmと日常使いには十分な航続距離を確保。ただし急速充電は最大30kWで80%(約100km走行分)の充電に約40分かかるとされ、高速道路などを使った遠出には向いていない

CEV補助金込みの価格は約180万円で東京都など一部の自治体では更に60万円の補助金が支給され、わずか120万円と同クラスのガソリン車以下の価格で購入可能だ。

【日産 サクラはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などの1日の走行距離は少なめ
  • 遠出する際はマメに休憩を取る!
  • 軽自動車で日常使いしやすい電気自動車がほしい!

【日産 サクラはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  S X G
普段の走行距離 1日あたり140km程度まで
遠出するとき ***km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  S X G
価格 ¥2,333,100 ¥2,399,100

¥2,940,300

CEV補助金 ¥550,000(※1)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,655mm
重量   1,070kg 1,080kg
定員 4人
走行性能・充電
    X G
駆動輪 前輪
出力 47kW/64ps
0-100加速 不明
最高速度 不明
バッテリー
(使用可能)
20kWh(不明)
冷却方式 水冷式
保証 8年/16万km(9/12セグ以上)
航続距離 180km(日本WLTC)
普通充電 2.9kW/8時間(公式)
急速充電 30kW/80% 40分(公式)
その他
    X G
装備 プロパイロット、プロパイロットパーキング、V2H対応、ヒートポンプエアコン、コネクテッド機能など

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-4.日産 リーフ

mainview01_img01.jpg

日産リーフは2010年に初期型が発売され、2021年現在まで国内で最も売れている電気自動車だ。

現行の2代目にあたるモデルは2017年に40kWh版の「S」「X」「G」グレードが発売され、更に2019年にはバッテリーを62kWhに増量し航続距離を458km(WLTP)まで伸ばした「e+ X」「e+ G」グレードが発売された。

※Sグレードは2022/4のモデルチェンジで廃止

国産の電気自動車としては最も航続距離が長く比較的遠出が多い人でも安心して乗れるが、バッテリーの冷却機構を持たないため、バッテリーが冷えた真冬や、連続して急速充電してバッテリーが熱くなると充電速度が遅くなる場合がある。(日産アリアではバッテリーを温度管理しているため、充電速度が安定)
 

【日産 リーフはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • コンパクトで日常使いしやすい電気自動車がほしい!
     

【日産 リーフはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  X/G e+ X/e+ G
普段の走行距離 1日あたり250km程度まで 1日あたり360km程度まで
遠出するとき 110km毎に30分以上の休憩をとる 150km毎に30分以上の休憩をとる

※バッテリーが自然冷却のため、真冬や真夏など条件によっては充電時間が長くなる可能性がある点に注意。
 

基本情報
  X/G e+ X/e+ G
価格 ¥3,709,200~ ¥4,225,100~
CEV補助金 最大¥786,000(※1) 最大¥850,000(※1)
全長 4,480mm
全幅 1,790mm
全高 1,560mm 1,565mm
重量 1,520kg~1,530kg 1,670kg~1,680kg
定員 5人(後席中央はセンタートンネルあり)
走行性能・充電
  X/G e+ X/e+ G
駆動輪 前輪
出力 110kW/320Nm 160kW/340Nm
0-100加速 9.0秒 7.3秒
最高速度 144km/h 157km/h
バッテリー
(使用可能)
40kWh 60kWh
冷却方式 自然冷却
保証 8年/16万km(12セグ中9セグ以上)
航続距離 322km(日本WLTC) 450km(日本WLTC)
普通充電 6kW/約7時間(※2)
最大34km/時間
6kW/約10.5時間
最大33km/時間
急速充電 50kW
最大48km/10分
最大144km/30分
100kW(※3)
最大65km/10分
最大277km/30分
その他
  S/X/G e+ X/e+ G
装備 V2H対応、プロパイロット、Gグレードはヒートポンプエアコンを搭載

※1:令和4年度の経産省補助金。
※2:普通充電は標準3kW、メーカーオプション6kW
※3:実際には最大70kWに制限されている

1-5.日産 アリア

mainview01_img01.jpg

日産アリアは2020年7月に発表、2021年6月にlimitedエディションの予約が開始された日産の最新の電気自動車で、B6は2022年3月に納車が開始。

日産初のSUVタイプの電気自動車となるアリアは四輪駆動モデル(e-4ORCE)が存在し、最速モデルの0-100km加速は5.1秒という高い動力性能を誇る。

バッテリーは液冷式を採用し、容量は66kWh(B6)と91kW(B9)の2種類。B9のWLTC航続距離は610kmで、130kWの急速充電器を使えば30分で375km走行分を充電可能としている。
 

【日産 アリアはこんな人にオススメ!】

  • 通勤・遠出ともに長く走る
  • ディーラーなどのサービス網を重視する!
  • 国産で実用性が高い電気自動車がほしい!
     

【日産 アリアはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  B6 B6 e-4ORCE B9 B9 e-4ORCE
普段の走行距離 1日あたり330km程度まで 1日あたり330km程度まで 1日あたり430km程度まで 1日あたり400km程度まで
遠出するとき ***km毎に30分以上の休憩をとる(確認中)

 

基本情報
  B6 B6 e-4ORCE B9 B9 e-4ORCE
価格(※1) ¥5,390,000~ ¥7,400,800~ ¥7,200,600~ ¥7,900,200~
CEV補助金 ¥920,000(※4) 未定
全長 4,595mm
全幅 1,850mm
全高 1,655mm
重量 1,920kg~2,200kg
定員 5人
走行性能・充電
  B6 B6 e-4ORCE B9 B9 e-4ORCE
駆動輪 前輪 四輪 前輪 四輪
出力 160kW/300Nm 250kW/560Nm 178kW/300Nm 290kW/600Nm
0-100加速 7.5秒 5.4秒 7.6秒 5.1秒
最高速度 160km 200km 160km 200km
バッテリー
(使用可能)
66kWh
(63kWh)
91kWh
(87kWh)
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 470km 430km(※2) 580km(※2) 610km(※2)
普通充電 6kW/12時間
最大33km/時間
6kW/12時間
最大31km/時間
6kW/16.5時間
最大32km/時間
6kW/16.5時間
最大30km/時間
急速充電 最大130kW? 最大130kW
最大118km/10分(予想)
最大375km/30分(※3)
最大130kW
最大112km/10分(予想)
最大345km/30分(※3)
その他
  B6 B6 e-4ORCE B9 B9 e-4ORCE
装備 プロパイロット2.0、リモートパーキング、コネクテッド機能、AmazonAlexa、OTAソフトウェアアップデート、V2H対応

※1:B6以外の価格はlimitedエディション。通常版はlimitedエディションから100万円ほど安くなる見込み。
※2:B6以外の航続距離は日本WLTC(認証前の社内測定値)
※3:公式より30分で375km(WLTC)と発表。10分値や他車種はEPAより独自予想。
※4:令和4年度の経産省補助金。

1-6.ホンダ ホンダe

mainview01_img01.jpg

ホンダeは2020年11月に発売したホンダが国内で初めて市販する電気自動車で、都市部など近距離の移動に特化したコンパクトなハッチバックだ。

加速や航続距離、充電速度などの基本性能は必要最低限だが​​​​​​、デジタルサイドミラーやコネクテッド機能などの先進機能をふんだんに取り入れており、その分価格設定も高めとなっている。

もちろん低重心で運転しやすいという電気自動車ならではの特徴は備えており、オシャレなデザインとコンパクトなサイズにより生活の足として日常的に使いやすいモデルに仕上がっている。
 

【ホンダ ホンダeはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日でそこそこ走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • コンパクトで装備が充実した電気自動車がほしい!
     

【ホンダ ホンダeはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  Honda e Honda e Advance
普段の走行距離 1日あたり200km程度まで 1日あたり170km程度まで
遠出するとき 110km毎に30分以上の休憩をとる 100km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  Honda e Honda e Advance
価格 ¥4,510,000 ¥4,950,000
CEV補助金 ¥711,000(※3) ¥555,000(※3)
全長 3,895mm
全幅 1,750mm
全高 1,510mm
重量 1,510kg 1,540kg
定員 4人
走行性能・充電
  Honda e Honda e Advance
駆動輪 後輪
出力 100kW/315Nm 113kW/315Nm
0-100加速 9.0秒 8.3秒
最高速度 145km
バッテリー
(使用可能)
35.5kWh(32kWh)
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 283km(WLTC)※1 259km(WLTC)※2
普通充電 3kW/約12時間
最大19km/時間(推定)
3kW/約12時間
最大17km/時間(推定)
急速充電 50kW
最大160km/30分(推定)
50kW
最大146km/30分(推定)
その他
  Honda e Honda e Advance
装備 V2H対応、Honda SENSING、スマホキー、コネクテッド機能、デジタルサイドミラーなど

※1:欧州版WLTPは222km
※2:欧州版WLTPは210km
※3:令和4年度の経産省補助金。

1-7.スバル ソルテラ

solterra

スバル ソルテラはトヨタbZ4Xの姉妹車となるスバル初のBEVで、2022年5月に発売したコンパクトSUVだ。

内外装のデザインの違いはあるものの仕様や性能はほぼトヨタbZ4Xと共通、運転支援にはトヨタのTSSが採用され、スバルの特徴であるアイサイトは装備されていない

bZ4X・ソルテラともにAWD車にはスバル独自の四輪制御「X-MODE」が搭載、悪路の走破性を高めている。
 

【スバル ソルテラはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際はそこそこ休憩を取る!
  • 国内メーカーで実用性が高い電気自動車がほしい!
     

【スバル ソルテラはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  ET-SS FWD ET-SS AWD ET-HS AWD
普段の走行距離 1日あたり450km程度まで 1日あたり430km程度まで 1日あたり390km程度まで
遠出するとき 315km毎に30分以上の休憩をとる(※1) 300km毎に30分以上の休憩をとる(※1) 270km毎に30分以上の休憩をとる(※1)

※1:150kW充電器を使用した場合(2022/5現在、高速道路上には設置なし

 
基本情報
  ET-SS FWD ET-SS AWD ET-HS AWD
価格 ¥5,940,000 ¥6,380,000 ¥6,820,000
CEV補助金 ¥850,000(※2)
全長 4,690mm
全幅 1,860mm
全高 1,650mm
重量 1,910kg 2,000kg 2,030kg
定員 5人
走行性能・充電
  ET-SS FWD ET-SS AWD ET-HS AWD
駆動輪 前輪 四輪
出力 150kW/204ps 160kW/218ps
0-100加速 不明
最高速度 不明
バッテリー 71.4kWh
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%)
航続距離 567km(日本WLTC) 542km(日本WLTC) 487km(日本WLTC)
普通充電 6.6kW
急速充電 150kW
その他
  ET-SS FWD ET-SS AWD ET-HS AWD
装備 ヒートポンプエアコン、OTAアップデート(TSS/メディア関連)、V2H対応

※2:令和4年度の経産省補助金。

1-8.三菱 ミニキャブ・ミーブ バン(一般販売停止中)

mainview01_img01.jpg

三菱 ミニキャブ・ミーブ バンは2011年の黎明期にアイミーブとともに発売された、主に軽貨物などの商用向けの軽自動車規格の電気自動車だ。

バッテリー容量別に10.5kWhと16.0kWhの2種類のグレードがあり、10.5kWh版には東芝製SCiBバッテリーを使用しているため、容量は小さいものの16.0kWh版よりも充電速度が速く寿命も長い。

2020年9月に東芝SCiBを採用した10.5kWhモデルの生産終了が発表され、16.0kWhモデルのみとなった。


※2022年1月現在、公式サイトに「現在、一般販売を中断しております」の表記あり。

 

【三菱 ミニキャブ・ミーブ バンはこんな人にオススメ!】

  • 軽貨物として貨物の配送用に使う!
  • ルート配送など、主に近距離で使う!
     

【三菱 ミニキャブ・ミーブ バンはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  CD 10.5kWh CD 16.0kWh
普段の走行距離 1日あたり60km程度まで 1日あたり100km程度まで
遠出するとき 50km毎に15分以上の休憩をとる 80km毎に30分以上の休憩をとる

※バッテリーが自然冷却のため、真冬や真夏など条件によっては充電時間が長くなる可能性がある点に注意。
 

基本情報
  CD 10.5kWh CD 16.0kWh
価格 ¥1,801,800~ ¥2,168,100~
CEV補助金 ¥120,000(2020年度) ¥410,000(※2)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,915mm
重量 1,090kg 1,100kg~1,110kg
定員 4人 2人/4人
走行性能・充電
  CD 10.5kWh CD 16.0kWh
駆動輪 後輪
出力 30kW/196Nm
最高速度 100km/h
バッテリー 10.5kWh 16.0kWh
冷却方式 自然冷却
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 100km(JC08) 150km(JC08)
普通充電 3kW/約3.5時間
最大18km/時間
3kW/約5.5時間
最大17km/時間
急速充電 50kW
最大75km/15分
50kW(※1)
最大60km/15分
その他
  CD 10.5kWh CD 16.0kWh
装備 東芝製SCiBバッテリー  

※1:実際は最大30kW程度
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-9.三菱 eKクロスEV

mainview01_img01.jpg

三菱 サクラは三菱アイ・ミーブに次ぐ軽EVで、日常の足として活躍する軽規格の電気自動車として2022年5月に発表、2022年夏に発売予定だ。日産自動車との共同開発で、日産 サクラが姉妹車にあたる。

20kWの電池を搭載し、WLTCで180kmと日常使いには十分な航続距離を確保。ただし急速充電は最大30kWで80%(約100km走行分)の充電に約40分かかるとされ、高速道路などを使った遠出には向いていない

CEV補助金込みの価格は約180万円で東京都など一部の自治体では更に60万円の補助金が支給され、わずか120万円と同クラスのガソリン車以下の価格で購入可能だ。

【日産 eKクロスEVはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などの1日の走行距離は少なめ
  • 遠出する際はマメに休憩を取る!
  • 軽自動車で日常使いしやすい電気自動車がほしい!

【三菱 eKクロスEVはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  Gビジネスパッケージ G P
普段の走行距離 1日あたり140km程度まで
遠出するとき ***km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  Gビジネスパッケージ G P
価格 ¥2,193,400 ¥2,398,000 ¥2,932,600
CEV補助金 ¥550,000(※1)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,655mm
重量   1,060kg 1,080kg
定員 4人
走行性能・充電
  Gビジネスパッケージ G P
駆動輪 前輪
出力 47kW/64ps
0-100加速 不明
最高速度 不明
バッテリー
(使用可能)
20kWh(不明)
冷却方式 水冷式
保証 8年/16万km(66%以上)
航続距離 180km(日本WLTC)
普通充電 2.9kW/8時間(公式)
急速充電 30kW/80% 40分(公式)
その他
  Gビジネスパッケージ G P
装備 マイパイロット、マイパイロットパーキング、V2H対応、ヒートポンプエアコン、コネクテッド機能など

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-10.マツダ MX-30

mainview01_img01.jpg

マツダMX-30は2020年に欧州で発売したマツダ初の量産電気自動車で、国内では2021年に発売したコンパクトなSUVだ。

バッテリーのサイズはホンダeと変わらないものの、一回り大きな車体により航続距離が短くなり、日常の通勤や買い物など街乗りに向いた電気自動車である。

価格・サイズともにプジョーe-2008と競合しているが、プジョーe-2008より航続距離が100km以上短く、購入は慎重に検討したい。
 

【マツダ MX-30はこんな人にオススメ!】

  • 街乗りなど、普段の走行距離が短い
  • 遠出する際はコマ目に休憩を取る
  • コンパクトな国産SUVがほしい!
     

【マツダ MX-30はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  EV / EV BASIC SET / EV HIGHEST SET
普段の走行距離 1日あたり140km程度まで
遠出するとき 80km毎に30分以上の休憩をとる

 
基本情報
  EV / EV BASIC SET / EV HIGHEST SET
価格 ¥4,510,000~
CEV補助金 ¥516,000(※1)
全長 4,395mm
全幅 1,795mm
全高 1,565mm
重量 1,650kg
定員 5人(後席中央はセンタートンネルあり)
走行性能・充電
  EV / EV BASIC SET / EV HIGHEST SET
駆動輪 前輪
出力 107kW
0-100加速 9.7秒
最高速度 147km/h
バッテリー
(使用可能)
35.5kWh(32kWh)
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 256km(日本WLTP)/200km(欧州WLTP)
普通充電 6kW/約4.5時間(公称値)
最大27km/時間(予想)
急速充電

50kW
最大38km/10分(予想)
最大113km/30分(予想)
40分で80%(公称値)

その他
  EV / EV BASIC SET / EV HIGHEST SET
装備 ヒートポンプエアコン、レベル2運転支援

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-11.テスラ モデルS

mainview01_img01.jpg

テスラモデルSは電気自動車を専門とする米テスラ社が初めて一から開発・製造した大型セダンで、2012年にアメリカ、2013年に国内で発売された。2020年12月現在、市販車として最も加速が速く、航続距離が長い2021年に米国で発売されたLucid Air Dream Editionが837kmと市販車で最も航続距離が長く、モデルSは2番目に。

Panasonic製の高品質なバッテリーと高度な温度管理が相まって劣化が少なく、最大250kWの急速充電にも対応。ファミリーカーとしての実用性とスポーツセダンとしての走りを両立している。

値段は比較的高いもののソフトウェアアップデートにより将来的には完全自動運転に対応するとされ、飽きずに長く乗れる1台だろう。

※2021年1月に内装とドライブトレインの大幅改良が行われ、国内の納車は2023年以降となる見込み。
※2021年6月に「Plaid」の性能向上に伴い、最上位グレード「Plaid+」の生産中止が発表された。

 

【テスラ モデルSはこんな人にオススメ!】

  • 通勤、遠出ともに長く走る
  • スマホのようなハイテクなガジェットが好き!
  • 高性能で実用性が高い電気自動車がほしい!
     

【テスラ モデルSはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  ロングレンジ Plaid Plaid +
普段の走行距離 1日あたり530km程度まで 1日あたり520km程度まで 1日あたり670km程度まで
それ以上の遠出 340km毎に30分以上の休憩をとる 320km毎に30分以上の休憩をとる 500km毎に30分以上の休憩をとる

※V3スーパーチャージャーを使用して30分で65%分充電可能と想定、Plaid +は充電性能が不明のため推定値。

基本情報
  ロングレンジ Plaid Plaid +
価格 未定 未定 ¥16,999,000~
CEV補助金 未定
全長 4,970mm(2021改良前)
全幅 1,964mm(2021改良前)
全高 1,445mm(2021改良前)
重量 2,069kg 2,162kg 不明
定員 5人(過去に最大7人オプションあり)
走行性能・充電
  ロングレンジ Plaid Plaid +
駆動輪 四輪 四輪(3モーター)
出力 499kW 760kW 820kW
0-100加速 3.2秒 2.1秒 2.1秒未満
最高速度 250km/h 322km
バッテリー
(使用可能)
100kWh(95kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/24万km(70%以上)
航続距離 663km(EPA) 628km(EPA) 840km以上(EPA)
普通充電 9.6kW/約10.5時間
最大67km/時間
9.6kW/約10.5時間
最大63km/時間
不明
急速充電
(※1)
250kW
最大175km/10分@150kW
最大419km/30分@150kW

最大209km/10分@250kW
最大436km/30分@250kW
250kW
最大165km/10分@150kW
最大397km/30分@150kW

最大198km/10分@250kW
最大413km/30分@250kW
不明
その他
  ロングレンジ Plaid Plaid +
装備 独自充電網(自動認証対応)、オートパイロット、OTAソフトウェアアップデート、コネクテッド機能、フロントトランク、対生物兵器モード、ヒートポンプエアコン

※1:2022年6月現在、国内で250kWに対応した充電器は18箇所。走行距離は推定(@150kW=最大150kW/30分平均120kW、@250kW=最大180kW/30分平均125kW)

1-12.テスラ モデル3

mainview01_img01.jpg

テスラモデル3は米テスラ社が3番目に開発・製造し、2017年にアメリカ、2019年に国内で発売された中型セダンで、テスラとしては国内最新のモデルだ。モデルSより一回り小さく、2020年12月現在の市販車として最高クラスの電費性能を誇る。

スタンダードレンジ+にはモデルSよりも長寿命な次世代のバッテリー(※)を搭載し、ロングレンジ・パフォーマンスでは最大250kWの急速充電にも対応する。

モデルSと同様将来的には完全自動運転に対応するといい、100万マイルの設計寿命を誇るパワートレイン(モーター・ギアボックス・足回り)とも相まって長く乗れる1台だろう。

※日本国内向けは上海工場で製造され、ロングレンジ・パフォーマンスはLG/Panasonicの2170セル電池、スタンダードレンジ+にはCATLの角型LFP電池を採用している。

【テスラ モデル3はこんな人にオススメ!】

  • 通勤、遠出ともに長く走る
  • スマホのようなハイテクなガジェットが好き!
  • コスパが良くて実用性が高い電気自動車がほしい!
     

【テスラ モデル3はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  RWD ロングレンジAWD パフォーマンスAWD
普段の
走行距離
1日あたり390km程度まで 1日あたり480km程度まで 1日あたり440km程度まで
それ以上の遠出 255km毎に30分以上の休憩をとる(※) 360km毎に30分以上の休憩をとる(※) 315km毎に30分以上の休憩をとる(※)

※V3スーパーチャージャーを使用した場合。V2の場合は1-2割程度減少。

基本情報
  RWD ロングレンジAWD パフォーマンスAWD
価格 ¥5,964,000~ ¥7,091,000~ ¥7,939,000~
CEV補助金 ¥650,000(※1)
全長 4,694mm
全幅 1,849mm
全高 1,443mm
重量 1,760kg 1,844kg 1,844kg
定員 5人
走行性能・充電
  RWD ロングレンジAWD パフォーマンスAWD
駆動輪 後輪 四輪
出力 不明 258kW/510Nm 340kW/639Nm
0-100加速 6.1秒 4.4秒 3.3秒
最高速度 225km/h 233km/h 261km/h
バッテリー
(使用可能)
62.3kWh(62.0kWh) 82kWh
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上) 8年/19.2万km(70%以上)
航続距離 491km(欧州WLTP)
565km(日本WLTC)
614km(欧州WLTP)
689km(日本WLTC)
547km(欧州WLTP)
605km(日本WLTC)
普通充電
(※2)
6.4kW/約10時間
最大43km/時間
9.6kW/約8.5時間
最大62km/時間
9.6kW/約8.5時間
最大52km/時間
急速充電
(※2,3)
最大170kW
最大146km/10分@150kW
最大301km/30分@150kW

最大150km/10分@170kW
最大318km/30分@170kW
最大250kW
最大190km/10分@150kW
最大380km/30分@150kW
最大253km/10分@250kW
最大449km/30分@250kW
最大250kW
最大167km/10分@150kW
最大335km/30分@150kW

最大223km/10分@250kW
最大395km/30分@250kW
その他
  RWD ロングレンジAWD パフォーマンスAWD
装備 独自充電網(自動認証対応)、オートパイロット、OTAソフトウェアアップデート、コネクテッド機能、フロントトランク、ヒートポンプエアコン

※1:令和4年度の経産省補助金。
※2:EPA基準で計算。
※3:2022年6月現在、国内で250kWに対応した充電器は18箇所。走行距離は以下の通り推定
RWD:@150kW=10分34%分、30分70%分 @170kW=10分35%分、30分74%分(動画)
AWD:@150kW=10分33%分、30分66%分 @250kW=10分44%分、30分78%文(reddit動画)

1-13.テスラ モデルX

mainview01_img01.jpg

テスラモデルXは米テスラ社が2番目に開発・製造し、2015年にアメリカ、2016年に国内で発売された大型SUVで、モデルSと共通のパワートレインを採用している国内最大クラスの電気自動車だ。

モデルSとの大きな違いとして、後部座席に上側に開く「ファルコンウィングドア」を採用して乗降性を大幅に改善しており、オプションで3列目(最大7人乗り)を追加可能なファミリーカーとして使いやすい1台に仕上がっている。

モデルS同様、値段は比較的高いものの将来的には完全自動運転に対応するといい、車幅2mが停められる駐車場さえ確保できれば長く乗れる1台だろう。

※2021年1月に内装とドライブトレインの大幅改良が行われ、国内の納車は2023年以降となる見込み。
※2022年1月現在5人・7人乗り仕様が選択できなくなっているが、供給体制が整えば再開されると予想。

 

【テスラ モデルXはこんな人にオススメ!】

  • 通勤、遠出ともに長く走る
  • スマホのようなハイテクなガジェットが好き!
  • 実用性が高いファミリーカーがほしい!
     

【テスラ モデルXはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  ロングレンジ Plaid
普段の走行距離 1日あたり460km程度まで 1日あたり440km程度まで
それ以上の遠出 300km毎に30分以上の休憩をとる 280km毎に30分以上の休憩をとる

※V3スーパーチャージャーを使用して30分で65%分充電可能と想定

基本情報
  ロングレンジ Plaid
価格 不明 不明
CEV補助金 不明
全長 5,036mm(2021改良前)
全幅 1,999mm(2021改良前)
全高 1,684mm(2021改良前)
重量 2,352kg 2,455kg
定員 5人~7人(標準6人、5人/7人はオプション)
走行性能・充電
  ロングレンジ Plaid
駆動輪 四輪 四輪(3モーター)
出力 499kW 760kW
0-100加速 3.9秒 2.6秒
最高速度 250km/h 262km/h
バッテリー
(使用可能)
100kWh(95kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/24万km(70%以上)
航続距離 580km(EPA) 547km(EPA)
普通充電 9.6kW/約10.5時間
最大58km/時間
9.6kW/約10.5時間
最大55km/時間
急速充電
(※1)
250kW
最大152km/10分@150kW
最大366km/30分@150kW
最大183km/10分@250kW
最大382km/30分@250kW
250kW
最大144km/10分@150kW
最大346km/30分@150kW

最大173km/10分@250kW
最大360km/30分@250kW
その他
  ロングレンジ Plaid
装備 独自充電網(自動認証対応)、オートパイロット、OTAソフトウェアアップデート、コネクテッド機能、フロントトランク、対生物兵器モード、ファルコンウィングドア、ヒートポンプエアコン

※1:2022年6月現在、国内で250kWに対応した充電器は18箇所。走行距離は推定(@150kW=最大150kW/30分平均120kW、@250kW=最大180kW/30分平均125kW)

1-14.テスラ モデルY

mainview01_img01.jpg

テスラモデルYは2020年にアメリカで発売され国内では2022年の発売を予定している、テスラが4番目に開発した最新のSUV。モデル3と同様、国内向けには上海工場で製造されると見られている。

サイズはモデル3より一回り大きくなって車幅は1,920mmに達するが、効率化によりモデル3とほぼ同じ電費を実現、SUVとして最高クラスの電費を誇る。

値段はセダンのモデル3より少し高く設定されているが、モデル3と共通のパワートレインで長い設計寿命により、保有コストは抑えられるだろう。

※日本国内向けは上海工場で製造され、ロングレンジ・パフォーマンスはLG/Panasonicの2170セル電池、スタンダードレンジ+にはCATLの角型LFP電池を採用している。
※2022/6現在、グレードはRWDとパフォーマンスAWD、定員は5人乗りのみ

【テスラ モデルYはこんな人にオススメ!】

  • 通勤、遠出ともに長く走る
  • スマホのようなハイテクなガジェットが好き!
  • SUVの実用性が高い電気自動車がほしい!
     

【テスラ モデルYはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  RWD ロングレンジAWD パフォーマンスAWD
普段の
走行距離
1日あたり310km程度まで - 1日あたり390km程度まで
それ以上の遠出 230km毎に30分以上の休憩をとる(※) - 305km毎に30分以上の休憩をとる(※)

※V3スーパーチャージャーを使用した場合。V2の場合は1-2割程度減少。

※ロングレンジAWDのスペックはアメリカモデル
基本情報
  スタンダードレンジ ロングレンジ
AWD
パフォーマンス
アップグレード
価格 ¥6,438,000 - ¥8,333,000
CEV補助金 ¥650,000(※1) 未定
全長 4,751mm
全幅 1,921mm
全高 1,624mm
重量 1,930kg 不明 2,000kg
定員 5人~7人(オプションで3列目シートを設定、日本は選択不可)
走行性能・充電
  スタンダードレンジ ロングレンジ
AWD
パフォーマンス
アップグレード
駆動輪 後輪 四輪
出力 150kW/350Nm 258kW/527Nm 340kW/639Nm
0-100加速 6.9秒 5.1秒 3.7秒
最高速度 193km 217km 250km
バッテリー
(使用可能)
60(57.5)kWh(推定値) 82(72.5)kWh(推定値)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上) 8年/19.2万km(70%以上)
航続距離 393km(EPA)
507km(日本WLTC)
525km(EPA) 488km(EPA)
595km(日本WLTC)
普通充電
(※2)
6.4kW/約9.5時間
最大40km/時間
9.6kW/約8.5時間
最大55km/時間
9.6kW/約8.5時間
最大52km/時間
急速充電
(※2,3)
最大170kW
最大134km/10分@150kW
最大275km/30分@150kW

最大137km/10分@170kW
最大290km/30分@170kW
最大250kW
最大173km/10分@150kW
最大347km/30分@150kW

最大231km/10分@250kW
最大410km/30分@250kW
最大250kW
最大161km/10分@150kW
最大322km/30分@150kW

最大215km/10分@250kW
最大381km/30分@250kW
その他
  スタンダードレンジ ロングレンジ
AWD
パフォーマンス
アップグレード
装備 ヒートポンプエアコン、独自充電網、オートパイロット、OTAソフトウェアアップデート、コネクテッド機能、プラグアンドチャージ

※1:令和4年度の経産省補助金。
※2:EPA基準で計算。
※3:2022年6月現在、国内で250kWに対応した充電器は18箇所。走行距離は以下の通り推定
RWD:@150kW=10分34%分、30分70%分 @170kW=10分35%分、30分74%分(動画)
AWD:@150kW=10分33%分、30分66%分 @250kW=10分44%分、30分78%文(reddit動画)

1-15.メルセデス・ベンツ EQC

mainview01_img01.jpg

メルセデス・ベンツEQCはメルセデス・ベンツが2018年に発表、2019年に国内で発売したSUVだ。

ガソリン車でいうとGLCクラスに相当するサイズ感で、国内でも取り回しに苦労することはないだろう。

テスラのようなハイテク感はないものの、車としての質感や品質は老舗自動車メーカーらしい仕上がりとなっている。
 

【メルセデス・ベンツ EQCはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • ラグジュアリーな電気自動車がほしい!
     

【メルセデス・ベンツ EQCはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  EQC400 4MATIC
普段の走行距離 1日あたり330km程度まで
遠出するとき 80km毎に30分以上の休憩をとる 2022/2に110kW充電に対応、実測値確認中

 

基本情報
  EQC400 4MATIC
価格 ¥9,600,000~
CEV補助金 ¥567,000~¥601,000(※1)
全長 4,761mm
全幅 1,884mm
全高 1,624mm
重量 2,425kg
定員 5人(後席中央はセンタートンネルあり)
走行性能・充電
  EQC400 4MATIC
駆動輪 四輪
出力 300kW/765Nm
0-100加速 5.1秒
最高速度 180km/h
バッテリー
(使用可能)
85kWh(80kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離

400km(日本WLTC)

普通充電 6kW/約14時間
最大25km/時間
急速充電 110kW(※2)
最大36km/10分@50kW
最大107km/30分@50kW
その他
  EQC400 4MATIC
装備 ヒートポンプエアコン、惰性走行モード、コネクテッド機能

※1:令和4年度の経産省補助金。
※2:2022/2の仕様変更で発売当初の50kWから110kWに変更

1-16.メルセデス・ベンツ EQA

image.MQ6.0.20210416123120.jpg

メルセデス・ベンツEQAはメルセデス・ベンツが2020年に欧州、2021年に国内で発売したSUVで、EQCに続く2番目のEVモデルとなる。

ガソリン車のGLAと共通プラットフォームを採用してコストを抑え、最大140万円(東京都)の補助金と合わせて頑張れば手の届く価格設定となっているほか、急速充電の性能が強化されて最大100kWに対応した。

テスラのようなハイテク感はないものの、車としての質感や走りは老舗自動車メーカーらしい仕上がりとなっている。
 

【メルセデス・ベンツ EQAはこんな人にオススメ!】

  • 通勤、遠出などで1日で長く走る
  • コンパクト&ラグジュアリーな電気自動車がほしい!
     

【メルセデス・ベンツ EQAはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  EQA250
普段の走行距離 1日あたり340km程度まで
遠出するとき 200km毎に30分以上の休憩をとる(※1)

※1:90kW出力の充電器を使い、40kWh充電できた場合

基本情報
  EQA250
価格 ¥6,400,000
CEV補助金 ¥650,000(※1)
全長 4,465mm
全幅 1,835mm
全高 1,625mm
重量 1,990kg
定員 5人(後席中央は低めのセンタートンネルあり)
走行性能・充電
  EQA250
駆動輪 前輪
出力 140kW/370Nm
0-100加速 8.9秒
最高速度 160km/h
バッテリー
(使用可能)
--kWh(66.5kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離

422km(日本WLTP)

普通充電 6kW/約9時間
最大29km/時間
急速充電 100kW(※2)
最大83km/10分
最大221km/30分
その他
  EQA250
装備 ヒートポンプエアコン、惰性走行モード、コネクテッド機能

※1:令和4年度の経産省補助金。
※2:2021年5月現在、国内のCHAdeMO急速充電器の最大出力は90kW。

1-17.BMW i3

mainview01_img01.jpg

BMW i3は2013年に欧州で初期型が発売され、2014年に国内で発売された。

発売当初は約21kWhだったバッテリーサイズだったが、現行は2倍となる約42kWhまで増量され、日常的な使用で困ることはないだろう。

BMW i3はレンジエクステンダー(発電用の補助エンジン)を搭載したモデルも発売されているが、これは電気自動車ではなくプラグインハイブリッド車に分類されるため、本記事では扱わない。

※2022年7月に生産終了との報道あり
 

【BMW i3はこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • コンパクトで軽い走りの電気自動車がほしい!
     

【BMW i3はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  i3/i3 Edition Joy+
普段の走行距離 1日あたり280km程度まで
遠出するとき 140km毎に30分以上の休憩をとる

 

基本情報
  i3/i3 Edition Joy+
価格 ¥4,990,000~
CEV補助金 ¥650,000(※1)
全長 4,020mm
全幅 1,775mm
全高 1,550mm
重量 1,320kg
定員 4人
走行性能・充電
  i3/i3 Edition Joy+
駆動輪 後輪
出力 125kW/250Nm
0-100加速 7.3秒
最高速度 150km/h
バッテリー
(使用可能)
42.2kWh(37.9kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/10万km(容量は未確認)
航続距離 360km(WLTP)
普通充電 3kW/約14時間
最大16km/時間
急速充電 50kW
最大45km/10分
最大134km/30分
その他
  i3/i3 Edition Joy+
装備 ヒートポンプエアコン

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-18.BMW iX3

BMW iX

BMW iX3はBMW初のSUV(公式ではSAVの名称)のEVで、2021年夏に欧州を皮切りに2021年11月には国内でも発売された。

前述のiXと同じサイズ感とデザインを持つ中型のSUVだが、後輪駆動のみでバッテリーサイズと航続距離を抑え、iXよりも若干手が届きやすい価格を設定。ただしアダプティブ・サスペンションや運転支援システムのようなパワートレイン以外の装備はiXと共通して装備され、ラグジュアリーな車種に分類される。
 

【BMW iX3はこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日でそこそこ走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • コンパクトで装備が充実した電気自動車がほしい!
     

【BMW iX3はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  iX3
普段の走行距離 1日あたり350km程度まで
遠出するとき ***km毎に30分以上の休憩をとる(確認中)

 

※スペックは全て欧州モデル
基本情報
  iX3
価格 ¥8,600,000~
CEV補助金 ¥650,000(※1)
全長 4,734mm
全幅 1,891mm
全高 1,668mm
重量 2,260kg
定員 5人
走行性能・充電
  iX3
駆動輪 後輪
出力 210kW
0-60mi加速 6.8秒
最高速度 180km/h
バッテリー
(使用可能)
80kWh(74kWh)
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 460km(欧州WLTP)
508km(日本WLTC)
普通充電 11kW/約8時間
最大61km/時間
急速充電 150kW
最大100km/10分(公式)
その他
  iX3
装備 レベル2運転支援、コネクテッド機能

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-19.アウディ e-Tron

mainview01_img01.jpg

アウディe-Tronは2019年に欧州で発売されたアウディ初となる電気自動車で、国内ではe-Tronスポーツバックに数ヶ月遅れて2021年1月に発売された。

メルセデス・ベンツEQCとテスラモデルXの中間のサイズで、比較的大きい部類にあたるため、価格や電費を考えるとコストパフォマンス重視ではなく、プレミアム志向のSUVと言える。欧州では充電残量80%近くまで最高出力の150kWで充電できる充電性能が評価されているが、国内では最高50kWと物足りなさを感じる。

性能としては電気自動車ならではのトルクやリニアな加速はあるものの、全体的に乗り心地重視のラグジュアリー寄りの設計となっている。ガソリン車の挙動に寄せているため、自然に乗り換えられるだろう。

※通常の「e-Tron」の方が早く登場しているが、国内では「e-Tronスポーツバック」が先に発売。
※一部グレードのみ記載、全グレードは公式サイト参照。このほかRS e-Tronやe-Tron GTも発売中。

 

【アウディ e-Tronはこんな人にオススメ!】

  • 普段の通勤で長く走る
  • 遠出は少ない、またはこまめに休憩を取る
  • 質感が高い電動SUVがほしい!
     

【アウディ e-Tronはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  50 quattro 55 quattro S line
普段の走行距離 1日あたり240km程度まで 1日あたり290km程度まで
遠出するとき 90km毎に30分以上の休憩をとる 90km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  50 quattro 55 quattro S line
価格 ¥9,330,000~ ¥12,560,000~
CEV補助金 最大¥466,000(※2) 最大¥639,000(※2)
全長 4,901mm
全幅 1,935mm
全高 1,616mm
重量 2,370kg 2,490kg
定員 5人
走行性能・充電
  50 quattro 55 quattroS line
駆動輪 四輪
出力 230kW/540Nm 300kW/664Nm
0-100加速 6.8秒 5.7秒
最高速度 190km 200km
バッテリー
(使用可能)
71kWh(64.7kWh) 95kWh(86.5kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/10万マイル(容量不明)
航続距離 335km(日本WLTC) 423km(日本WLTC)
普通充電 8kW/約8.5時間(※1)
最大37km/時間
11kW/約9時間(※1)
最大50km/時間
急速充電 125kW
最大39km/10分
最大117km/30分
150kW
最大38km/10分(50kW)
最大113km/30分(50kW)
その他
  50 quattro 55 quattroS line
装備 ヒートポンプエアコン、プラグアンドチャージ(欧州)、コネクテッド機能(Amazon Alexa)

※1:欧州は11kW、オプションで22kWに対応予定
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-20.アウディ e-Tron スポーツバック

mainview01_img01.jpg

アウディe-Tronスポーツバックはe-Tronに続き、2020年春に欧州で発売されたアウディ2番目の量産型の電気自動車で、国内でも2020年9月に販売が開始。

e-Tronスポーツバックはその名の通りe-Tronをベースに、車体後部をセダンに近い流線型のデザインに変更したモデルで、性能や味付けはe-Tronと共通となる。(特徴はe-Tronの解説を参照)

※通常の「e-Tron」の方が早く登場しているが、国内では「e-Tronスポーツバック」が先に発売。
 

【アウディ e-Tronスポーツバックはこんな人にオススメ!】

  • 普段の通勤で長く走る
  • 遠出は少ない、またはこまめに休憩を取る
  • 質感が高い電動SUVがほしい!
     

【アウディ e-Tronスポーツバックはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  50 quattro S line 55 quattroS line
普段の走行距離 1日あたり240km程度まで 1日あたり290km程度まで
遠出するとき 90km毎に30分以上の休憩をとる 90km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  50 quattroS line 55 quattroS line
価格 ¥11,450,000~ ¥12,910,000~
CEV補助金 ¥466,000(※2) ¥639,000(※2)
全長 4,900mm
全幅 1,935mm
全高 1,615mm
重量 2,370kg 2,560kg
定員 5人
走行性能・充電
  50 quattroS line 55 quattroS line
駆動輪 四輪
出力 230kW/540Nm 300kW/664Nm
0-100加速 6.8秒 5.7秒
最高速度 190km 200km
バッテリー
(使用可能)
71kWh(64.7kWh) 95kWh(86.5kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/10万マイル(容量不明)
航続距離 335km(日本WLTC) 423km(日本WLTC)
普通充電 8kW/約8.5時間(※1)
最大53km/時間
8kW/約12時間(※1)
最大31km/時間
急速充電 125kW
最大40km/10分(予想)
最大117km/30分(公式)
150kW
最大38km/10分(予想)
最大117km/30分(公式)
その他
  50 quattroS line 55 quattroS line
装備 ヒートポンプエアコン、プラグアンドチャージ(欧州)、コネクテッド機能(Amazon Alexa)

※1:欧州は11kW、オプションで22kW対応
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-21.ジャガー I-Pace

mainview01_img01.jpg

ジャガーI-Paceは2018年にジャガーが発売した最初の電気自動車で、国内でも同年に販売が開始している。

サイズとしてはEQCと同じCセグメントに属していて、EQCと比べると若干電費を犠牲にしてパワーを上げたスペックとなっている。

日常用としては必要十分な航続距離を確保しているが、充電速度を考えると航続距離以上の遠出には気を使う。
 

【ジャガー I-Paceはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • コンパクトでパワフルなSUVがほしい!

【ジャガー I-Paceはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  S/SE/HSE
普段の走行距離 1日あたり350km程度まで
遠出するとき 80km毎に30分以上の休憩をとる

 

基本情報
  S/SE/HSE
価格 ¥9,760,000~
CEV補助金 ¥650,000(※1)
全長 4,695mm
全幅 1,895mm
全高 1,565mm
重量 2,230kg
定員 5人(後席中央はセンタートンネルあり)
走行性能・充電
  S/SE/HSE
駆動輪 四輪
出力 290kW/696Nm
0-100加速 4.8秒
最高速度 200km/h
バッテリー
(使用可能)
90.2kWh(84.7kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 438km(WLTP)
普通充電 7kW/約13時間
最大25km/時間
急速充電

50kW
最大30km/10分
最大91km/30分

その他
  S/SE/HSE
装備 フロントトランク(28L)、ヒートポンプエアコン、OTAソフトウェアアップデート、コネクテッド機能

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-22.ポルシェ タイカン

mainview01_img01.jpg

ポルシェタイカンは2019年に欧州、2020年に国内で発売されたポルシェ初の電気自動車。それなりの値段になってしまうが、初のEVとは思えないほど妥協のないパフォーマンスをもつ。

タイカンの開発はテスラモデルSを超えることが目標とされ、カタログ性能の良さだけでなくより多くの環境でその性能を発揮できるように作られている。また高速な充電環境も積極的に展開しており、全国のポルシェセンターに一般的なCHAdeMOを超える150kWの急速充電器の整備を進めている。

従来のEVとは異なるタイカン独自の機能として(一般的な400Vを超える)800Vのバッテリーシステム2段の変速機能をもっており、一般的にモーターが苦手としている高速域での加速力を高めている。

※グレードは一部のみ記載、詳細は公式サイト参照。
 

【ポルシェ タイカンはこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日で長く走る
  • 遠出する際はあまり休憩を取らない
  • ハイパフォーマンスなEVスポーツカーがほしい!

【ポルシェ タイカンはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  4Sパフォーマンスバッテリー 4SパフォーマンスバッテリーPlus ターボ ターボS
普段の走行距離 1日あたり220km程度まで 1日あたり260km程度まで 1日あたり260km程度まで 1日あたり250km程度まで
遠出するとき 220km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  4Sパフォーマンスバッテリー 4Sパフォーマンスバッテリー Plus ターボ ターボS
価格 ¥14,481,000 ¥15,567,000 ¥20,231,000 ¥24,541,000
CEV補助金 最大¥650,000(※2)
全長 4,963mm
全幅 1,966mm
全高 1,379mm 1,381mm 1,378mm
重量 2,215kg 2,295kg 2,380kg 2,370kg
定員 4人
走行性能・充電
  4Sパフォーマンスバッテリー 4SパフォーマンスバッテリーPlus Pro Pro S
駆動輪 後輪
出力 390kW/640Nm 420kW/650Nm 500kW/850Nm 560kW/1050Nm
0-100加速 4.0秒 3.2秒 2.8秒
最高速度 250km 260km
バッテリー
(使用可能)
79.2kWh(71kWh) 93.4kWh(83.7kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 407km(WLTP) 462km(WLTP) 450km(WLTP) 412km(WLTP)
普通充電 8kW/約10時間
最大41km/時間
8kW/約12時間
最大40km/時間
8kW/約12時間
最大39km/時間
8kW/約12時間
最大35km/時間
急速充電
(※1)
150kW
最大143km/10分
最大326km/30分
150kW
最大138km/10分
最大331km/30分
150kW
最大134km/10分
最大323km/30分
150kW
最大123km/10分
最大295km/30分
その他
  4Sパフォーマンスバッテリー 4SパフォーマンスバッテリーPlus Pro Pro S
装備 フロントトランク、コネクテッド機能、OTAソフトウェアアップデート、ヒートポンプエアコン

※1:走行可能距離は全て予想 10分平均150kW、30分平均 79.2kWhバッテリー:110kW 93.4kWhバッテリー:120kW
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-23.DS DS 3クロスバック

DS3

DS3 クロスバックは仏DSオートモービルス(プジョー、シトロエンと同じPSAグループ)が2018年にガソリン車として発売し、その後電気自動車版が発表されたコンパクトSUVで、国内では2020年7月に発表・発売。

モーターやバッテリーはプジョーe-208/e-2008と共通パワートレインを採用し、同等の走行性能をもつ。ガソリンと電気の両方のパワートレインで展開しているが、トータルの所有コストが同様になるように価格が設定されている。

加速や航続距離などの性能としては標準的な電気自動車と同等レベルで日産リーフと近い性能となっているが、最大充電速度50kWはこの時期に登場する電気自動車としては不便さを感じる。
 

【DS DS3はこんな人にオススメ!】

  • 普段の通勤でそこそこ走る
  • 遠出は少ない、またはこまめに休憩を取る
  • 質感が高い電動SUVがほしい!
     

【DS DS3はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  E-TENSE PERFORMANCE Line
普段の走行距離 1日あたり240km程度まで
遠出するとき 120km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  E-TENSE PERFORMANCE Line
価格 ¥5,365,500~ ¥5,340,000~
CEV補助金 ¥527,000(※2)
全長 4,120mm
全幅 1,790mm
全高 1,550mm
重量 1,580kg
定員 5人
走行性能・充電
  E-TENSE PERFORMANCE Line
駆動輪 前輪
出力 100kW/260Nm
0-100加速 8.7秒
最高速度 150km
バッテリー
(使用可能)
50kWh(45kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 320km(WLTP)
普通充電 6kW/約9時間
最大38km/時間
急速充電 50kW(※1)
最大53km/10分(予想)
最大160km/30分(予想)
その他
  E-TENSE PERFORMANCE Line
装備 コネクテッド機能、DSドライブアシスト、ヒートポンプエアコン

※1:50分で80%(メーカー公表値)
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-24.プジョー e-208

e-208

プジョー e-208はプジョー208のモデルチェンジと同時に発表されたコンパクトなハッチバックで、国内では2020年に発売。e-2008や同じPSAグループのDS 3と共通のパワートレインを採用し、同一車種でガソリン車と電気自動車を展開している。

DS3と同一パワートレインのため性能もほぼ同じだが、若干コンパクトなボディにより航続距離は多少伸びている。ただしDS3と同様最大50kWの充電速度(遠出する際の充電頻度)には少々物足りなさを感じる。

 

【プジョー e-208はこんな人にオススメ!】

  • 普段の通勤でそこそこ走る
  • 遠出は少ない、またはこまめに休憩を取る
  • 質感が高いコンパクトなハッチバックがほしい!
     

【プジョー e-208はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  Allure GT
普段の走行距離 1日あたり270km程度まで
遠出するとき 120km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  Allure GT
価格 ¥4,255,000~ ¥4,646,000~
CEV補助金 ¥650,000(※2)
全長 4,095mm
全幅 1,745mm
全高 1,465mm 1,465mm
重量 1,490kg 1,500kg
定員 5人
走行性能・充電
  Allure GT
駆動輪 前輪
出力 100kW/260Nm
0-100加速 8.1秒
最高速度 150km/h
バッテリー
(使用可能)
50kWh(45kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 395km(日本WLTC)
普通充電

6kW/約9時間
最大41km/時間

急速充電 50kW(※1)
最大57km/10分(予想)
最大170km/30分(予想)
その他
  Allure GT
装備 コネクテッド機能、ヒートポンプエアコン

※1:50分で80%(メーカー公表値)
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-25.プジョー e-2008

power-4--pc-l@1x.jpg

プジョー e-2008はプジョー2008のモデルチェンジと同時に発表されたコンパクトSUVで、国内では2020年に発売。e-208や同じPSAグループのDS 3と共通のパワートレインを採用し、同一車種でガソリン車と電気自動車を展開している。

DS3と同一パワートレインでボディサイズも近いため航続距離などの性能はほぼ同じで、DS3と同様最大50kWの充電速度には少々物足りなさを感じる。

 

【プジョー e-2008はこんな人にオススメ!】

  • 普段の通勤でそこそこ走る
  • 遠出は少ない、またはこまめに休憩を取る
  • 質感が高いコンパクトなSUVがほしい!
     

【プジョー e-2008はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  Allure GT Line
普段の走行距離 1日あたり270km程度まで
遠出するとき 120km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  Allure GT Line
価格 ¥4,679,000~ ¥5,098,000~
CEV補助金 ¥650,000(※2)
全長 4,305mm
全幅 1,770mm
全高 1,550mm
重量 1,580kg 1,600kg
定員 5人
走行性能・充電
  Allure GT Line
駆動輪 前輪
出力 100kW/260Nm
0-100加速 8.5秒
最高速度 150km/h
バッテリー
(使用可能)
50kWh(45kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 332km(欧州WLTP)
普通充電

6kW/約9時間
最大40km/時間

急速充電 50kW(※1)
最大55km/10分(予想)
最大166km/30分(予想)
その他
  Allure GT Line
装備 コネクテッド機能、ヒートポンプエアコン

※1:50分で80%(メーカー公表値)
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-26.シトロエン ë-c4

e-c4

シトロエン ë-c4はc4のモデルチェンジと同時に発売されたシトロエン初のBEVで、国内では2022年に発売されたコンパクトSUV。同じステランティスグループのプジョーe-2008やDSのDS3と同じパワートレインを採用。

e-2008と同程度のサイズ感で走行性能や充電性能もe-2008と同程度だが、効率化により航続距離はe-2008を上回る405kmを達成している。

ただし急速充電速度は最大50kWと変わらないため、遠出が多い場合は注意したい。

 

【シトロエン ë-c4はこんな人にオススメ!】

  • 普段の通勤でそこそこ走る
  • 遠出は少ない、またはこまめに休憩を取る
  • 乗り心地重視&質感が高いコンパクトなSUVがほしい!
     

【シトロエン ë-c4はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  SHINE
普段の走行距離 1日あたり280km程度まで
遠出するとき 120km毎に30分以上の休憩をとる

 

 
基本情報
  SHINE
価格 ¥4,650,000~
CEV補助金 ¥650,000(※2)
全長 4,375mm
全幅 1,800mm
全高 1,530mm
重量 1,630kg
定員 5人
走行性能・充電
  SHINE
駆動輪 前輪
出力 100kW/260Nm
0-100加速 9.7秒
最高速度 150km/h
バッテリー
(使用可能)
50kWh(45kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 350km(欧州WLTP)
405km(日本WLTC)
普通充電

6kW/約9時間
最大42km/時間

急速充電 50kW(※1)
最大55km/10分(予想)
最大166km/30分(予想)
その他
  SHINE
装備 コネクテッド機能、ヒートポンプエアコン

※1:50分で80%(メーカー公表値)
※2:令和4年度の経産省補助金。

1-27.Volvo C40 Recharge

Volvo C40 Recharge

Volvo C40 RechargeはXC40に続くVolvoで2番目の純電気自動車の中型SUVで、Volvo初のEV専用車種となる。2021年に欧州で発売、国内でも2022年にVolvo初のBEVとして発売。

サイズや性能はXC40に近く、0-100km加速4.7秒という加速力を持ちながら国内のCHAdeMO充電器でも150kW充電に対応、フロントトランクを装備して実用性も兼ね備える。さらにOTAアップデートにより航続距離などの走行性能も更新可能となっている。
 

【Volvo C40はこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日でそこそこ走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • コンパクトで装備が充実した電気自動車がほしい!
     

【Volvo C40はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  Plus(Single Motor) Ultimate(Twin Motor)
普段の走行距離 1日あたり320km程度まで 1日あたり330km程度まで
遠出するとき ***km毎に30分以上の休憩をとる(確認中)

 

 
基本情報  
  Plus(Single Motor) Ultimate(Twin Motor)
価格 ¥5,990,000 ¥6,990,000
CEV補助金 未定 ¥650,000(※1)
全長 4,440mm
全幅 1,873mm
全高 1,596mm
重量 2,085kg(欧州仕様) 2,145kg(欧州仕様)
定員 5人
走行性能・充電  
  Plus(Single Motor) Ultimate(Twin Motor)
駆動輪 前輪 四輪
出力 170kW 300kW
0-100加速 7.4秒 4.7秒
最高速度 180km
バッテリー
(使用可能)
69kWh/67kWh 78kWh(75kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km
航続距離 400km(欧州WLTP) 420km(欧州WLTP)
485km(日本WLTC)
普通充電 11kW
急速充電 150kW
10-80%/32分(メーカー公表)
その他  
  Plus(Single Motor) Ultimate(Twin Motor)
装備 ADAS、OTAソフトウェアアップデート、フロントトランク

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-28.ヒョンデ IONIQ5

現代 IONIQ5

ヒョンデ(Hyundai) IONIQ5は現代初のEV専用プラットフォーム「E-GMP」を採用したミッドサイズSUVとして2021年に韓国や欧米などで発売、ドイツでは2022年のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。国内では2022年5月2日に発売、7月に納車開始予定。

クラス最高の充電性能や電費性能に加えて1,600W出力の室内・外部コンセントやV2H、ステアリングヒーター、前席シートヒーター、全後席ベンチレーションシート、リモートパーキング、車線維持支援システム付き運転支援などの充実した装備を全グレードに標準搭載

58kWhバッテリーを搭載したエントリーグレードは479万円~(経産省の令和3年補正予算案の補助金を含めた場合は399万円~)、AWDの最上位グレードでも589万円~(同509万円~)と攻めた価格設定となっている。
 

【ヒョンデ IONIQ5はこんな人にオススメ!】

  • 通勤などで1日でそこそこ走る
  • 遠出する際は比較的マメに休憩を取る!
  • 高いコスパと実用性を備えた電動SUVがほしい!
     

【ヒョンデ IONIQ5はこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  標準モデル Voyage Lounge Lounge AWD
普段の走行距離 1日あたり370km程度まで 1日あたり460km程度まで 1日あたり430km程度まで
遠出するとき ***km毎に30分以上の休憩をとる(確認中)

 

 

※0-100km加速、最高速度は欧州仕様
基本情報
  標準モデル Voyage Lounge Lounge AWD
価格 ¥4,790,000 ¥5,190,000 ¥5,490,000 ¥5,890,000
CEV補助金 ¥850,000(※1)
全長 4,635mm
全幅 1,890mm
全高 1,645mm
重量 1,870kg 1,950kg 1,990kg 2,100kg
定員 5人
走行性能・充電
  標準モデル Voyage Lounge Lounge AWD
駆動輪 後輪 四輪
出力 125kW 160kw 225kW
0-100加速 8.5秒 7.4秒 5.2秒
最高速度 185km
バッテリー
(使用可能)
58kWh
(54kWh)
72.6kWh
(70kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 498km(日本WLTC) 618km(日本WLTC) 577km(日本WLTC)
普通充電 9.6kW
急速充電 10-80%32分@90kW(公式) 10-80%44分@90kW(予想)
※カタログ値は350kW、CHAdeMOによる制限はないため海外と同様実際でも230kW程度の予想
その他
  標準モデル Voyage Lounge Lounge AWD
装備 フロントトランク、ADAS、OTAソフトウェアアップデート(インフォテイメント)、コネクテッド機能(5年間無料)、ヒートポンプエアコン、V2Hなど

※1:令和4年度の経産省補助金。

1-29.HW ELECTRO ELEMO

ELEMO

ELEMOは国内EVスタートアップのHW ELECTRO社が発売した最初のBEVで、まずは登録車、その後軽自動車タイプも発売された小型商用トラック。車体サイズは小さいながらも最大200kmの航続距離に100V・1,500Wのコンセントを標準装備、配送から災害支援まで幅広い活用が期待されている。

ベースとなるパワートレインやシャーシなどは米CENNTRO社が製造、これをHW ELECTRO社が輸入して国内向けにカスタマイズして販売している。荷台はボックスタイプの他フラットヘッドやピックアップタイプも用意し、自在に載せ替えが可能。

当ブログでも試乗記事を公開されているので、詳細は以下を参照。

※参考:日本初?小型EVトラック「ELEMO」を公道で試乗!!その実力のほどは...?

 

【HW ELECTRO ELEMOはこんな人にオススメ!】

  • 小型の商用EVトラックがほしい!
  • 商用車として、毎日決まった距離を走る
  • 平時だけでなく災害時にも支援物資や電力を供給したい!

【HW ELECTRO ELEMOはこの使い方で充電時間がゼロになる!】

  120 200 K
普段の走行距離 1日あたり80km程度まで 1日あたり140km程度まで 1日あたり80km程度まで
遠出するとき 急速充電不可のため、遠出には向かない

 

※ベースグレード(120/200はフラットヘッド、Kはピックアップ)の仕様を記載
※Kは現在ピックアップタイプのみの提供、フラットヘッドやボックスタイプは近日発売予定。
基本情報
  120 200 K
価格 ¥2,354,000~ ¥2,860,000~ ¥2,497,000~
CEV補助金 未定 ¥550,000(※2) 最大¥443,000(※2)
全長 3,910mm(フラットヘッド) 3,390mm
全幅 1,380mm(フラットヘッド) 1,440mm
全高 1,905mm(フラットヘッド) 1,910mm
重量 900kg 1,020kg 850kg
定員 2人+400~500kg 2人+350kg
走行性能・充電
  120 200 K
駆動輪 後輪
出力 24kW/120Nm
0-100加速 -
最高速度 85km/h
バッテリー 13kWh 25.92kWh 13kWh
冷却方式 自然冷却
保証 3年/5万km(延長保証あり)
航続距離 120km(※1) 200km(※1) 120km(※1)
普通充電

3kW/約6時間(公式)
最大20km/時間(推定)

3kW/約8時間(公式)
最大25km/時間(推定)
3kW/約6時間(公式)
最大40km/時間(推定)
急速充電 非対応
その他
  120 200 K
装備 コネクテッド機能

※1:航続距離はすべて社内測定値
※2:令和4年度の経産省補助金。

2.今後発売が予定されている車種は?

本章では国内で発売が予定されていて、まだ納車が始まっていない車種を紹介する。

ただし、まだメーカーが正式に国内発売を発表していないモデルやコンセプトモデルも含まれており、発売時に仕様が変更される可能性がある旨ご了承いただきたい。

※ 車名前の「*」印は予約・注文受付中を示す

* テスラ サイバートラック

01_Main_Hero_Desktop.jpg

* テスラ 新型ロードスター

テスラ 新型ロードスター

Fiat 500e

Fiat 500e

* BMW iX

BMW iX

* BMW i4

BMW i4

Audi Q4 e-tron

Audi Q4 e-tron

VW ID.3

VW ID3

VW ID.4

VW-ID.4-SUV-électrique-05.jpg

Volvo XC40 Recharge

Volvo XC40 Recharge

2-1.テスラ サイバートラック

mainview01_img01.jpg

テスラサイバートラックは2023年にアメリカで発売を予定しているピックアップトラックで、国内での発売は2024年以降となる見込み。

名前の通りサイバーパンクな見た目が強烈だが、上位グレードの航続距離は800km以上に達し、その見た目に恥じないスペックとなっている。

気になるお値段は意外とリーズナブルに設定されていて、事前予約は発表後3ヶ月で50万台を超えた。
 

※スペックは全てアメリカモデル、航続距離はEPA
基本情報
  シングルモーター
RWD
デュアルモーター
AWD
トライモーター
AWD
価格 参考:$39,900(約428万円) 参考:$49,900(約535万円) 参考:$69,900(約750万円)
CEV補助金 未定
全長 5,885mm
全幅 2,083mm
全高 1,905mm
重量 不明
定員 6人(2列シート)
走行性能・充電
  シングルモーター
RWD
デュアルモーター
AWD
トライモーター
AWD
駆動輪 後輪 四輪
出力 不明
0-100加速 6.5秒以下 4.5秒以下 2.9秒以下
最高速度 175km 195km 210km
バッテリー
(使用可能)
不明
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 403km以上(EPA) 483km以上(EPA) 805km以上(EPA)
普通充電 不明
急速充電 不明
その他
  シングルモーター
RWD
デュアルモーター
AWD
トライモーター
AWD
装備 外部電源、エアーコンプレッサー、独自充電網、オートパイロット、OTAソフトウェアアップデート、コネクテッド機能、プラグアンドチャージ、アーマーガラス、超硬ステンレス

 

2-2.テスラ 新型ロードスター

mainview01_img01.jpg

テスラ新型ロードスターは2008年に発売された初代ロードスターの後継モデルで、2021年に設計を完了し、2023年以降の発売を予定している。

新型ロードスターは世界一速い車を目指して開発されており、SpaceXパッケージでは定員が2人になる代わりにロケットに使われるコールドスラスターを搭載し、0-60マイル加速は1.1秒と発表されている。

性能が高いだけあってお値段も高く、ベースモデルで約¥22,700,000(未定)とされている。
 

※スペックは全てアメリカモデル、航続距離はEPA
基本情報
  ベースモデル ファウンダーシリーズ SpaceXパッケージ
価格 約¥22,700,000 約¥28,400,000 未定
CEV補助金 未定
全長 不明
全幅 不明
全高 不明
重量 不明
定員 4人 2人
走行性能・充電
  ベースモデル ファウンダーシリーズ SpaceXパッケージ
駆動輪 四輪
出力 10,000Nm 不明 不明
0-100加速 2.1秒 不明 不明
最高速度 400km以上 不明 不明
バッテリー
(使用可能)
不明
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 1000km以上(EPA)
普通充電 不明
急速充電 不明
その他
  ベースモデル ファウンダーシリーズ SpaceXパッケージ
装備 独自充電網、オートパイロット、OTAソフトウェアアップデート、コネクテッド機能、プラグアンドチャージ

 

2-3.Fiat 500e

mainview01_img01.jpg

Fiat 500eはFiatが全世界で販売する最初の電気自動車で、2020年にFiat New 500としてデビュー、国内では2022年内の発売が予定されている。

2007年に発売した従来のFiat 500を受け継いだ新型ではあるが、ガソリン車モデルはなく電気自動車のみという、Fiatの電動化に対する本気度が現れたモデルだ。

サイズ的には軽自動車より一回り大きい程度の実用性を重視したコンパクトなハッチバックとなっていて、この他コンパチブル・ルーフの「カブリオ」、観音開きドアの「3+1」もラインナップしているが、国内に導入するグレードは未定。
 

※スペックは全て欧州モデル
基本情報
  LA PRIMA/ICON/PASSION ACTION
価格 参考:£26,495(約375万円)~ 参考:£22,995(約326万円)~
CEV補助金 未定
全長 3,632mm
全幅 1,683mm
全高 1,527mm
重量 1,465kg 1,350kg
定員 4人
走行性能・充電
  LA PRIMA/ICON/PASSION ACTION
駆動輪 前輪
出力 87kW 70kW
0-60mi加速 9秒 9.5秒
最高速度 150km/h 135km/h
バッテリー
(使用可能)
42kWh(37.3kWh) 23.8kWh(23.8kWh)
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 320km(欧州WLTP) 180km(欧州WLTP)
普通充電 11kW/約4時間
最大83km/時間
11kW/約2.5時間
最大83km/時間
急速充電 85kW(※1)
最大60km/10分(予想)
最大140km/30分(予想)
50kW(※1)
最大100km/10分(予想)
最大220km/30分(予想)
その他
  LA PRIMA/ICON/PASSION ACTION
装備 レベル2運転支援、コネクテッド機能

※1:国内の充電速度は未定

2-4.BMW iX

BMW iX

BMW iXはBMW初の本格EVである「i3」の発売以降8年ぶりに発売されるEVの新車種の一つで、2021年11月に欧州を皮切りに国内でも発売が予定されている。

親しみやすいデザインを持つ中型のSUVながら上位グレードは0-100km加速4.6秒というパフォーマンスで、105kWhの大型バッテリーを搭載し欧州WLTPで630kmという現在のEV最高クラスの航続距離を持つ。

iXは2021年に発売を予定している3車種の中でフラグシップとなるモデルで、ベースグレードでも1,000万円を超える見込みだ。
 

※スペックは全て欧州モデル
基本情報
  iX xDrive40 iX xDrive50
価格 ¥11,393,000~ ¥12,965,000~
CEV補助金 未定
全長 4,953mm
全幅 1,967mm
全高 1,695mm
重量 2,380kg 2,530kg
定員 5人
走行性能・充電
  iX xDrive40 iX xDrive50
駆動輪 四輪
出力 240kW 385kW
0-60mi加速 6.1秒 4.6秒
最高速度 200km/h
バッテリー
(使用可能)
76.6kWh(71.0kWh) 111.5kWh(105.2kWh)
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 425km(欧州WLTP) 630km(欧州WLTP)
普通充電 11kW/約7.5時間
最大59km/時間
11kW/約11時間
最大59km/時間
急速充電 150kW(国内は90kW)
最大55km/10分(公式)
最大165km/30分(予想)
200kW(国内は90kW)
最大55km/10分(公式)
最大165km/30分(予想)
その他
  iX xDrive40 iX xDrive50
装備 レベル2運転支援、コネクテッド機能、OTAアップデート

 

2-5.BMW i4

BMW i4

BMW i4はBMW初のセダンタイプのEVで、2021年秋に欧州を皮切りに2022年春以降に国内でも発売が予定されている。

扱いやすいデザインを持つ中型のセダンながら、上位グレードはiXを超える0-100km加速3.9秒というパフォーマンスを、逆にベースグレードは欧州WLTPで590kmという長い航続距離を持つ。

i4はiXやiX3と比べて更に手頃な価格が設定されており、ベースグレードは700万円台(欧州価格)から購入可能だ。
 

※スペックは全て欧州モデル
基本情報
  i4 eDrive40 i4 M50
価格 参考:€58,300(約777万円)~ 参考:€69,900(約932万円)~
CEV補助金 未定
全長 4,783mm
全幅 1,852mm
全高 1,448mm
重量 2,125kg 2,290kg
定員 5人
走行性能・充電
  i4 eDrive40 i4 M50
駆動輪 後輪 四輪
出力 250kW 400kW
0-60mi加速 5.7秒 3.9秒
最高速度 190km/h 225km/h
バッテリー
(使用可能)
83.9kWh(80.7kWh)
冷却方式 液冷式
保証 不明
航続距離 590km(欧州WLTP) 510km(欧州WLTP)
普通充電 11kW/約8.5時間
最大72km/時間
11kW/約8.5時間
最大62km/時間
急速充電 200kW(国内は90kW)
最大164km/10分(公式)
200kW(国内は90kW)
最大140km/10分(公式)
その他
  i4 eDrive40 i4 M50
装備 レベル2運転支援、コネクテッド機能、OTAアップデート

 

2-6.アウディ Q4 e-Tron

my22_q4_e-tron_kv_1920x1920.jpg

アウディ Q4 e-Tronはe-Tronシリーズ第3段として発売されるアウディ初のコンパクトSUVのBEVで、国内では2022年秋以降の発売が予定されている。

実用性や必要十分な動力性能を確保しながら補助金込みで500万円台前半を実現、自治体によっては400万円台で購入できる可能性も。

欧州では3グレードで展開し約€3.8万~€8.5万で販売、国内で発売されるグレードは正式発表されていないもののベースグレードが599万円から提供されると発表されている。

※欧州で発売中の一部のグレードを記載、国内のグレードや仕様は不明。
※この他クーペスタイルの「スポーツバック」も展開予定。

 

※価格以外のスペックはすべて欧州モデル
基本情報
  35 e-tron 40 e-tron 50 e-tron quattro
価格 599万円~
CEV補助金 未定
全長 4,588mm
全幅 1,865mm
全高 1,632mm
重量 1,965kg 2,125 kg 2,210kg
定員 5人
走行性能・充電
  35 e-tron 40 e-tron 50 e-tron quattro
駆動輪 後輪 四輪
出力 150kW/310Nm 220kW/460Nm
0-100加速 9.0秒 8.5秒 6.2秒
最高速度 160km 180km
バッテリー
(使用可能)
55kWh(52kWh) 82kWh(76.6kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/10万マイル(容量不明)
航続距離 341km(欧州WLTP) 521km(欧州WLTP) 488km(欧州WLTP)
普通充電 7.2kW/約8時間
最大42km/時間
8kW/約8時間(※1)
最大49km/時間
8kW/約8時間(※1)
最大46km/時間
急速充電 118kW 125kW(※2)
その他
  35 e-tron 40 e-tron 50 e-tron quattro
装備 ヒートポンプエアコン、プラグアンドチャージ(欧州)、コネクテッド機能(Amazon Alexa)

※1:他車種の仕様から国内は8kWと予想、欧州仕様では最大11kW
※2:国内125kW、欧州では135kW。

2-7.VW ID.3

mainview01_img01.jpg

VW ID.3はe-Golfに続くVWの2台目となる電気自動車で、2020年9月に欧州で出荷が開始され、日本には2022年以降の投入が予定されている。

ID3はVWが大々的に電気自動車への転換を宣言したあとの最初のモデルで、「同クラスのガソリン車よりも安価にする」という価格設定と生産計画からその本気度が伺え、2021年1月~4月の欧州のEV販売ランキングではトップのテスラ モデル3に次いで2位にランクインしている。

サイズ的には日産リーフに近く、実用性を重視したコンパクトなハッチバックとなっている。
 

※スペックは全て欧州モデル
基本情報
  Pure Pro Pro S
価格 予想:€29,990(約371万円) 予想:€37,000(約458万円) 参考:€45,000(約557万円)
CEV補助金 未定
全長 4,261mm
全幅 1,809mm
全高 1,552mm
重量 1,625kg 1,700kg 1,825kg
定員 5人 4人
走行性能・充電
  Pure Pro Pro S
駆動輪 後輪
出力 93kW/225Nm 107kW/250Nm 150kW/310Nm
0-100加速 10.0秒(予想) 9.0秒(予想) 7.0秒(予想)
最高速度 160km
バッテリー
(使用可能)
48kWh(45kWh) 62kWh(58kWh) 82kWh(77kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 330km(WLTP) 420km(WLTP) 550km(WLTP)
普通充電 7.2kW/約7時間
最大48km/時間
11kW/約6時間
最大72km/時間
11kW/約8時間
最大71km/時間
急速充電 100kW(※1,2)
最大110km/10分
最大231km/30分
100kW(※1)
最大109km/10分
最大294km/30分
125kW(※1)
最大134km/10分
最大385km/30分
その他
  Pure Pro Pro S
装備 OTAソフトウェアアップデート、ヒートポンプエアコン(オプション)

※1:国内の充電速度は未定
※2:標準は50kW、オプションで100kWを選択可能

2-11.VW ID.4

VW ID.4

VW ID.4はID.3に次いでVWの3台目となる電気自動車で、2020年に欧州などで発売、日本にはID.3に先立ち2022年内の導入が予定されている。

ID.4はID.3と同じVW初のコンパクトな電動SUVで、同じMEBプラットフォームを採用した2番目の車種となる。ID.4は2021年のWCOTYを受賞し、2021年4月の欧州のEV販売ランキングでは堂々の1位を獲得している。

ID.3と同様、手頃で使い勝手の良い1台となるだろう。
 

※スペックは全て欧州モデル
基本情報
  Pure Pro GTX
価格 参考:€37,415(約511万円) 参考:€44,915(約602万円) 参考:€50,415(約675万円)
CEV補助金 未定
全長 4,625mm
全幅 1,891mm
全高 1,552mm
重量 1,966kg 2,124kg 2,224kg
定員 5人
走行性能・充電
  Pure Pro GTX
駆動輪 後輪 四輪
出力 109kW/220Nm 150kW/310Nm 220kW/460Nm
0-100加速 10.9秒 8.5秒 6.5秒
最高速度 160km 180km
バッテリー
(使用可能)
55kWh(52kWh) 82kWh(77kWh)
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km(70%以上)
航続距離 346km(欧州WLTP) 522km(欧州WLTP) 482km(欧州WLTP)
普通充電 7.2kW/約8.5時間 11kW/約8.5時間
急速充電 50kW/100kW(※1,2)
最大150km-220km/30分
125kW(※2)
最大320km/30分
その他
  Pure Pro GTX
装備 OTAソフトウェアアップデート、ヒートポンプエアコン(オプション)

 

2-9.Volvo XC40 Recharge

Volvo XC40 Recharge
※画像はガソリン車モデル、EVはグリルが塞がれている

Volvo XC40 Rechargeは先に発売されたミッドサイズSUVであるXC40のガソリン車、プラグインハイブリッド車の電気自動車版で、Volvo初の純電気自動車となる。2020年に欧州で発売、国内でも2022年以降に発売される予定だ。

ガソリン車とプラットフォームを共有しながらも比較的大容量なフロントトランクが付くなど、電気自動車としての使い勝手も追求。比較的高い動力性能に質感の高い内装を備える。
 

※スペックは全て欧州モデル
基本情報
  P8 AWD
価格 参考:£53,155(約710万円)
CEV補助金 未定
全長 4,425mm
全幅 1,863mm
全高 1,652mm
重量 2,188kg(米国仕様)
定員 5人
走行性能・充電
  P8 AWD
駆動輪 四輪
出力 300kW
0-100加速 4.9秒
最高速度 180km
バッテリー
(使用可能)
78kWh
冷却方式 液冷式
保証 8年/16万km
航続距離 418km(欧州WLTP)
普通充電 11kW
急速充電 150kW
その他
  P8 AWD
装備 ADAS、OTAソフトウェアアップデート

 

3.余談

ここからは余談なので、いま世界で売れている電気自動車に興味がある人だけ見てほしい。

いきなり結論から入るが、2020年のメーカー別、および車種別のプラグイン車(充電できる車=電気自動車/プラグインハイブリッド車)の販売数がこちら。

2020年のメーカー別プラグイン車販売数2020年の車種別プラグイン車販売数
(出典:Global Plug-In Electric Car Sales December 2020: Over 570,000 Sold

国策として電気自動車を推し進める欧州・中国勢が多くランクインしている中、ダントツの1位は米テスラ社であり、同社は2020年7月に時価総額でトヨタを抜き世界一位となったことが記憶に新しい。

テスラ社は創立から十数年の新参メーカーながら日本を除くほとんどの国でランキングTOPに位置しており、この光景はまるでiPhoneが日本に上陸する前の状況を連想させる。

しかしアメ車と言えば決して褒められるような品質ではないイメージがあり、それはテスラも例外ではない。

それでは、一体なぜそんな車が世界でここまで売れているのだろうか?

最後にその理由の解説として、私の事務所でも採用しているテスラ車を紹介して今回の記事を締めたい。

3-1.世界で最も売れている電気自動車

DSC_0444.jpg
私の事務所でも採用しているテスラ モデルX

【圧倒的なコスパと実用性】

電気自動車全般に言えることとして維持費が安いという特徴があるが、いくら維持費が安くてもバッテリーの寿命が短ければ保有コストが上がり、コスパは悪くなる。

バッテリーの寿命は温度管理に左右され、極端に温度が高くなる(または低くなる)と寿命が縮むだけではなく、急速充電の速度が落ちる原因とり、遠出に大きなストレスが伴うことになる。

テスラでは電気自動車として初めて液冷式によるバッテリーの温度管理を導入し、寿命を伸ばすことで長期的な保有コストを抑え、日本を含む世界の多くの地域で同クラスのガソリン車よりも安価になっている。

model3_cost.png
モデル3とVWゴルフRの10年間の保有コストの比較(EV Savings Calculatorより)

※ガソリン140円/L、年間走行距離1万km、10年間保有する場合のコスト

さらに遠出が多い人にとって重要なのは安定した急速充電速度で、温度管理に加えて独自の急速充電器(スーパーチャージャー)により、最大250kWの高速で安定した充電が可能だ。

この急速充電器は2021年12月現在全国42箇所で高速道路の出入り口付近を中心に設置、1箇所につき最大8基の充電器を設置することで充電待ちを減らし、遠出時の利便性を高めている。

国内のスーパーチャージャー
国内のスーパーチャージャーの一覧(テスラ公式サイトより)

※赤色のピンが既に設置されている箇所、灰色のピンが今後の設置予定箇所を表す

このほか全車種にフロントトランクを装備したり、モデルXでは上部に開くファルコンウィングドアにより、チャイルドシートの乗せ降ろしや体が不自由な人にも優れた乗降性を確保している。

上部に開くファルコンウィングドア(テスラ公式サイトより)
 

【スマホ世代の先進性】

テスラはよく「走るスマホ」と言われるが、これには幾つかの理由がある。

ひとつはシンプルな内装と巨大なタッチパネルによる優れた操作性で、オーディオやエアコンの操作だけでなく、WEBブラウザやYoutube、Netflix、更に多くのゲームがプレイできる。

タッチパネル

これに加えてインターネット経由のソフトウェアアップデートにより毎月のように新しい機能が追加され、音楽・映像のストリーミングやゲームだけでなく、加速やブレーキなどの車の基本性能や自動運転機能(運転支援機能)も進化を続けている。

ソフトウェアアップデート.jpg
ソフトウェアアップデートの例

そして「完全自動運転対応機能」のオプションを購入した人には法律が整備された際には完全自動運転の対応を約束しており、実際にアメリカなどの一部の地域ではベータ版として提供が開始、毎月のようにアップデートを重ねて正式リリースに近づいている。

【トラブル解決も一味違う?】

テスラ車はアメ車の製造品質に加え高度なコンピュータ制御により、特にインフォテイメント周りでスマホやPCのように比較的トラブルが多いのも事実。

これに対して2つの独特のアプローチを提供しており、ひとつはインターネット経由の故障診断。
常に車載コンピュータに膨大なログを記録していて、トラブルが発生した際は電話連絡してインターネット経由でこのログを確認してもらい、外出先や自宅に居ながらトラブルの原因を特定できる。

※関連記事:【テスラ乗りは要注意】キーケースに潜む意外な落とし穴とは?

もうひとつは出張修理で、簡単な修理であれば近くにサービスセンターが無くても自宅の駐車場までテスラの技術者が来て、修理を行うサービスだ。出張修理については以下の「けーちゃんねる」の動画がとても参考になる。

喜び006_丸.jpg

電気自動車は使い方さえ間違えなければとても便利な乗り物なのです。
ぜひ皆さんも自分に合った1台を探してみてください!

コメント欄を読み込み中