テスラ乗りにおすすめの充電カードは日産のZESP3!【NCS公式カードと徹底比較】
【2023/5/19更新】ZESP3の改定に伴う注意を追加

皆さんおはようございます、八重さくらです!
今回はNCS公式カードよりも日産のZESP3がおすすめの理由、そしてZESP3における日産の狙いを考察します!
2023/5/19追記:
日産が2023/5/17にZESP3の改定を発表、9/1より料金の変更に加えて日産車以外の新規契約が不可能に。本記事の内容は古い料金プランに基づくものですのでご注意ください。
日産による公式発表:日産自動車、「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3」のサービス内容を改定
外部サイトによる解説記事:ZESP3サービス内容改定(2023年9月1日〜)
解説動画:
もくじ
1. テスラの充電環境
テスラにお乗りの方へ。突然だが、充電カードは使っているだろうか?
テスラにはテスラ社が独自で整備している「スーパーチャージャー」と呼ばれる急速充電設備が全国25箇所にあり、テスラオーナーであれば特別な手続きは不要で利用できる。
これとは別に2020年4月現在、日本には約7,600基の急速充電器と約14,500基の普通充電器が設置されていて、「NCS」と呼ばれる認証システムと提携したICカードを所持することで、それらの充電器も利用出来るようになっている。
実はテスラは2016年頃までこれらの充電器が使える「JTB NCSネットワーク機能付きおでかけCard」をテスラオーナー向けに無償で提供していた。(費用は全額テスラが負担)
そして2016年以降は、NCSが公式で発行するカードより少しだけお得な「テスラチャージングカード」を提供していた。(月額3千円程度+時間に応じた従量料金)
3倍速そうなテスラチャージングカード
しかし2019年夏頃にはNCSが公式で発行するカードと同等の料金に値上がりし、それから数ヶ月後にテスラ公式サイトからカードの存在自体が消えており、NCSが公式で発行するカードなどを使わざるを得ない状況が暫く続いていた。

テスラ独自の「スーパーチャージャー」を増やすには多額の費用がかかるため、コストカットは仕方なかったのかもしれません。
そんなテスラオーナーにとっては歯がゆい状況に転機が訪れたのは、2019年12月。
日産がリーフオーナー向けに提供していたZESP2をリニューアルし、新たに他社のEVオーナーでも使えるZESP3を発表した。
日産ZESP3のプラン(日産公式より)
NCS公式カードの場合は月額だけで4千円前後、加えて従量料金(急速充電は15円/分)がかかっていたのが、例えば「ZESP3 プレミアム10」であれば急速充電が100分、更に普通充電使い放題が付いてNCS公式カードとほぼ同じ金額である。そして3年契約であれば更に割引が入り、月額わずか2,500円となる。
なお日産ZESP3はZESP2とは異なり「車」ではなく「人」に結びつくため、EVを複数台所有している人や日産以外のEVを所有している人も1枚のカードで使えるようになった。

100分の急速充電と使い放題の普通充電が付いた上に、3年契約なら値段も安くなりますね!
以上のようにZESP3はNCS公式カードと比べて大幅に安くなっているが、ごく稀に使い方によってはNCS公式カードの方がお得になる場合もある。
これはNCS公式カードの方が単価が15円/分と安く設定されているためで、具体的には(仮に普通充電を一切使わないとすれば)毎月570分(9時間半)以上の急速充電する場合、逆転してしまう。
認証カード、プランごとの比較と最安値の関係は以下の通り。( が最安値)
NCS/ZESP3の料金比較(すべて税別表記)
ただし実際に毎月570分(9時間半)以上急速充電する人はあまり居ないと思われるので、使う時間に応じてプレミアム10~プレミアム40から選択すると良いだろう。
なお、40分以下の場合はシンプルプランが最安値であるが、シンプルプランは普通充電が有料(1.5円/分)となるので注意したい。(それでもNCS公式カードの2.5円/分よりは安い!)
また、プレミアムプランに含まれる無料の急速充電分は100%(仮にプレミアム10で1度も使わなかった場合は10回=100分すべて)翌月まで繰り越せるので、実際の使用頻度にあったプランで賢く利用しよう!
プレミアムプランの無料の急速充電分は翌月まで繰り越しが可能
普段は家で充電していてあまり遠出しない場合は「シンプル」または「プレミアム10」を選ぶことになるが、もし普通充電を中心に使う場合は「シンプル」と「プレミアム10」のどちらの方がオトクだろうか。
普通充電の充電時間による最安値プランの比較は以下の通り。( が最安値)
普通充電の料金比較(すべて税別表記)
結果的に「シンプル」と「プレミアム10」の3年契約を比較した場合、普通充電を22時間20分以上行うようであれば「プレミアム10」、それ以下であれば「シンプル」の方がオトクになる。
例えば「毎日の買い物のついでに30分充電する」程度の使い方であれば毎月15時間程度となり「シンプル」の方がオトクとなるが、職場の近くの駐車場にNCS認証の普通充電器があり毎日1~2時間以上充電する場合は「プレミアム10」の方が良いだろう。
普通充電の時間に加え、急速充電を使う頻度を加味してプランを決めると良いだろう。
前項では3年間の定期契約を前提に料金を比較したが、万が一満了月以外に解約する場合には12,000円の違約金が発生することになる。
その代わりに毎月1,500円の割引を受けることができ、8ヶ月継続すれば12,000円の割引を受けられることになる。このため8ヶ月以上使っていれば、途中で解約する場合でも(違約金を払ってでも)3年間の定期契約の方がお得になる。
よって8ヶ月以内の解約予定が無い場合は3年間の定期契約をおすすめするが、人によっては「少し高くなっても期間を縛られたくない」場合もあると思われるので、最終的には各々の感覚で決めると良いだろう。

使い方に合わせて、賢くプランを選びましょう!
ZESP3のプランごとの料金設定は上記の通りだが、このプランにはどんな狙いを込められているのだろうか。
まず、3年間の定期契約時の割引金額。
プレミアムプランであれば3年間の定期契約によりプランに関わらず1,500円割引になるが、割引率で見ると一番高額なプレミアム40の割引率が一番低くなっている。
プラン | 通常の料金 | 3年定期契約の料金 | 割引率 |
---|---|---|---|
プレミアム10 | 4,000円 | 2,500円 | 37.5% |
プレミアム20 | 6,000円 | 4,500円 | 25.0% |
プレミアム40 | 10,000円 | 8,500円 | 15.0% |
そして、比較的高額な急速充電の単価。
無料の急速充電分を超えた場合の単回は、最も安くなるプレミアム40の場合でも10分250円(1分25円)であり、NCS公式カードの1分15円を大きく上回る。
プラン | 単価(1分あたり) |
---|---|
NCS公式カード(無料分なし) | 15円 |
ZESP3 プレミアム10(100分を超えた場合) | 35円 |
ZESP3 プレミアム20(200分を超えた場合) | 30円 |
ZESP3 プレミアム40(400分を超えた場合) | 25円 |
最後に、割安な普通充電の単価。
プラン | 単価(1分あたり) |
---|---|
NCS公式カード | 2.5円 |
ZESP3 シンプル | 1.5円 |
ZESP3 プレミアム10 | 0円 |
ZESP3 プレミアム20 | 0円 |
ZESP3 プレミアム40 | 0円 |
これらの料金設定を鑑みると、オーナーを急速充電から普通充電に誘導しているように見えないだろうか?
本来、EV(電気自動車)にとっての急速充電は長距離を移動するための経路充電用(非常用)であり、自宅で満充電しても目的地にたどり着けない場合に使用するものである。(自宅での普通充電であれば外出先で充電が完了するまで待つ必要はなく、バッテリーにも優しい)
ところがZESP2の旅ホーダイでは月額2,000円だけで急速充電が使い放題だったことから、本来は普通充電だけで済む人も急速充電を使うように誘導されてしまい、数少ない急速充電器の混雑を招いてしまった。
言うまでもなく急速充電器の設置・運用には多くのコストがかかるものであり、EVが本格的に普及するためには公平なコストの負担は避けては通れない道だと言えるだろう。
ZESP3の詳細情報:公式サイト
インターネットからのお申込み方法:テスラで日産ZESP3に申し込んでみた!申し込み方法まとめ(「渋谷で働くエンジニアのブログ」様)
その他のZESP3関連リンク:ZESP3関連ページまとめ(当サイト)
テスラは排気ガスを出さない電気自動車で、八重さくらの事務所である「コンシェルジュ・システムズ」の社用車として採用されています。
テスラを購入する場合、以下のリンクから車を注文することで1,500 km 相当分のスーパーチャージャー無料充電利用特典を獲得できます。
※この特典は2019/12時点の情報であり、予告なく変更される可能性があります。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました!