【注意点あり!】テスラモデルXでドライブイン・シアター
記事作成:2020/12/26
皆さんおはようございます、八重さくらです!
今回はテスラモデルXでドライブイン・シアターを体験、その注意点をお伝えします!!
世間はクリスマスに浮かれているなか、クリぼっちの私は
事務所のある木更津から海老名まではるばる片道90km、事務所のモデルXで人生初のドライブイン・シアターを鑑賞。EVでのドライブイン・シアター鑑賞はEVならではのメリットも多いが、テスラの場合は気をつけないと恥をかいてしまうような注意点も。テスラでドライブイン・シアターの鑑賞予定がある方は是非最後までご覧いただきたい。
1. 地元、千葉県が舞台の映画!
今回鑑賞した映画は私の事務所がある千葉県を走る鉄道会社「銚子電鉄」が製作した、その名も「電車を止めるな」という作品。鑑賞の決め手は映画の舞台が地元であることだが、なんと映画を企画した代表の竹本氏が私と同じ木更津市民(しかも割と近所で、事務所の場所もご存知でした!)であることを知り、とても親近感が湧いてしまった。
映画の内容としては上記の予告編の通りホラー・コメディの超・C(銚子)級映画。そう、何を隠そう銚子電鉄は渾身のギャグが十八番であり、今回の作品内にも存分に散りばめられている。
さて、当日は軽い渋滞が予想されたため少し余裕を持って出発。木更津から海老名までは往復200km弱で冬の航続距離が300km程度のモデルX 75Dなら余裕で往復できるが、映画鑑賞時の暖房での消費を考慮して少し余裕を持って80%まで充電して出発。
往路は224Wh/km(4.46km/kWh)と冬のモデルXとしては至って標準的な電費で、暖房を付けながら渋滞したことを考えれば悪くはないだろう。最高速度を80km/hに抑える以外は特に意識せず、分岐や合流以外はオートパイロットに任せきりでこの電費を達成できる。
到着したら受付でチケットを確認、検温した上でアメニティをもらい、案内に従い駐車する。開場20前に到着した時点で20台程度だった車は上映開始時には約30台前後まで増え、満車に近い盛況ぶりだ。
2. EVならではのメリットとは?
さて、開場に到着したら早速EVならではのメリットを感じる事ができた。EVはエンジンを作動させることなく長時間エアコンを作動させることが可能で、作品の鑑賞中もまったくエンジンの振動を気にせずに鑑賞できるのだ。もちろん排ガスを出ないので、環境にも優しい。(その電力も事務所の太陽光発電で充電しているので、正真正銘のカーボンフリーである。太陽光発電していない場合は再エネ100%の電力に切り替える方法もある。)
エアコンは普通に「自動」モードで動作させても良いが、「手動」モードに切り替えて温度を最高に、風量を最少にするとエアコンの作動音を抑えることができるのでオススメだ。
3. テスラでの注意点とは?
テスラはEVなので上のようなメリットを享受できるが、逆に気をつけないと恥をかいてしまう注意点も存在する。
3-1. 突然電源が切れて音が消える!?
テスラは高度に自動化されており、普段は意識せずともブレーキを踏めば自動的に電源が入り、車から離れれば自動的に電源が切れる。ところが車内で動かずにじっとしていると無人だと勘違いして(?)勝手に電源が切れてしまうのである。当然ながら電源が切れればFMラジオで受信している映画の音も消えてしまうので、これでは困る。
しかし焦る必要はない。これにはちゃんと解決策がある。エアコンの設定内にある「エアコンを維持」で「キャンプ」モードを選択すればエアコンとオーディオが維持され、音が消えることはなくなる。会場に到着したら忘れずに設定しておこう。
ただし1点だけ注意が必要だ。「キャンプ」モードはバッテリーの残量が20%以下になると止まってしまうため、開演前にバッテリーの残量に余裕を持って充電しておこう。
3-2. 勝手にヘッドライトが付く!?
ドライブイン・シアターは前方のスクリーンで映画を鑑賞するため、開演前にヘッドライトなどの灯火類は切っておく必要がある。ところがテスラは1度ヘッドライトを切っても、一度車から離れて再度近づくと連動して自動でポジションライトやテールライトが点灯してしまう。もし上映中に点灯させてしまったら冷ややかな目で見られたり、スタッフに注意されてしまうだろう。
恥をかきたくなければ上映後は乗り降りしないか、鍵(スマホキーを利用している場合はスマホ)を車内に置いておくことで対策が可能である。
4. ラストに嬉しいサプライズ!
そんなこんなで上映が終了。ホラー・コメディであるものの、ちゃんと映画らしく感動的なオチが用意されていて、銚子級...じゃなくて超・C級ながらもそれなりの満足感に浸ることができた。
そして上映終了後に銚子電鉄代表の竹本氏や監督の赤井氏ら関係者によるトークショーがあり、その中で抽選で1名限定に賞品がプレゼントのコーナーが。今回は30台程度の参加なので確率は1/30であるが、あろうことか私が当たってしまったのである。
当然ながら最初は嬉しい気持ちに、そしてフラッと参加した私が当ててしまって申し訳ない気持ちでいっぱいになり、しどろもどろな対応で賞品を受け取ってしまい・・・。賞品を渡していただいた代表の竹本さん、本当に申し訳ありません!!
ちなみにこの賞品以外にも鑑賞者全員に豪華なアメニティが用意されており、代表の竹本氏の手書き感謝状や旅客係の袖山氏による折り鶴、さらに鉄道会社らしい1日乗車券(700円相当)も。
この他にもB2サイズの特大ポスターや映画に必須のポップコーンやドリンク(2人分)も無料で配られて、なんとチケット代は1台(人数は車の定員までOK!)でたった3,300円なのだから驚きだ。場所代や機材、スタッフの人件費を考えるとちゃんと利益が出ているのか心配になるが、この良心的な価格設定に「応援しなくては!!」という使命感を刺激されたのは間違いない。
そして映画に必ず付いてくる物販ももちろん行われたのだが、映画内でも「銚子電鉄の本業(?)」ともアピールされていたお菓子の詰め合わせが、これもたった1,000円で販売。オンラインショップで価格を確認すると、軽く1,000円分を超えているようだ・・・。
※Wikipediaにも「業種 食料品」と書いてあるので、たぶん、きっと、恐らく食品が本業で間違いない。
そんな銚子電鉄さんの公式YouTubeチャンネルがこちらの「Official銚電ism激辛チャンネル」。銚子電鉄も地方鉄道の例にもれずモータリゼーションなどにより乗客数が減少、2016年度は1日あたり僅か657人という厳しい状況に置かれるなか、なんとYouTubeでは本格始動直後の動画の再生数が60万回を突破。ぜひ最後に動画をご覧いただき、そしてチャンネル登録もお願いしたい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
本記事が少しでも皆さまの参考になれたのなら幸いです。